公開日:2024.03.26
最終更新日: 2024.03.29
なぜ「表ハムラ」を
勧めないのか?
当院は大学病院からも紹介を受けるような特殊性を有したクリニックです。このため他の美容外科での手術後の合併症の治療も数多く手がけております。
2022年は東京院だけで366件(2022年1〜12月)の他院手術の修正手術を引き受けてまいりました。
その中にハムラ術後の合併症もありましたので患者様のご許可の上で提示させていただきたいと思います。
他院で表ハムラによるトラブルが多く見受けられる
実際に来院された患者様の場合
他院でのハムラ術後に外反となり、3か月待ったら治ると言われていたものの治らなかったため来院されました。あからさまなまぶたの外反があり結膜がみえてしまっていて、いわゆる「アッカンベエ」の状態になってしまっています。これは下まぶたの皮膚を切り取り過ぎたために起きたものです。
下まぶたの皮膚を切り取る時には、しばしば切り取りすぎが起きるのです。これは起きた状態と寝た状態で重力により頬の位置が変化することに注目していないことが原因です。
下まぶたの皮膚を多く切り取ってしまうことが原因
手術のデザインは手術前にベッドに寝た状態で行われます。寝た状態であれば重力がかからないので頬が上がっているように見えます。そうすると下まぶたの皮膚が余っているように見えるので多めに切り取ってしまうのです。術後起き上がると重力により頬が下がり、頬の重量で下まぶたが「アッカンベエ」になってしまうのです。
当院では他院手術によるトラブルも改善できます
当院では皮膚を切開する「表ハムラ法」をオススメしない理由
当院では皮膚を切開する表ハムラ法を出来るだけ避ける理由がここにあります。頬の下がり方は人による差が大きいので外反が起きない範囲での皮膚切除量の予測が出来ないためです。この症例に対しては皮膚の移植を行い、まぶたを水平に引き締める手術により改善を得ることが出来ました。
他院の修正手術も可能です。
お気軽にご相談ください!
このように表ハムラ法は術後のまぶたの外反のリスクがありますので、慎重に適応を選んでいただけたらと思います。
また他院での手術後に合併症が起こってしまった場合にも修正手術を行うことが可能です。悩まれている方がいらっしゃいましたらご相談ください。
他院で表ハムラ法で
「アッカンベー」になってしまった方の修正手術執刀医 鹿嶋友敬院長
他院での表ハムラ法による眼瞼外反(アッカンベーの状態)の修正手術の解説動画になります。
他院でのハムラ法術後に眼瞼外反(アッカンベーの状態)になってしまった方の修正術を行い、
手術法は上眼瞼からの皮膚移植と、目頭と目尻の引き締めにより外反を修正することが出来ました。
同じようなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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当院では目のクマ・たるみを
ハムラ法で解決!
目のクマ・たるみを
解決するには、
突出した脂肪を減らすこと
目の下の靭帯を
無効にすること
それを同時にできるのが
ハムラ法です。
オキュロフェイシャルクリニックグループでは、
患者様により負担の少ない「裏ハムラ法」を
多く実施しております。
大手美容外科では脂肪を切除し、目の下の靭帯に太ももから取った脂肪を入れるということが行われていますが、そんなことをする必要がありません。なぜなら、突出した脂肪をそのまま目の下の靭帯の位置に差し込むことですべてを解決することが出来るからです。これがハムラ法(Hamra method)と言われている手術方法です。
皮膚を切らずにまぶたの裏の白目を切開してハムラ法を行うのが、「裏ハムラ法」と言われる方法です。
皮膚のシワ・たるみが強い場合には皮膚の切除を行い、そのままハムラ法を行うのが「表ハムラ法」と言われているやり方です。
表ハムラでは皮膚の切除を行うだけでなく眼輪筋を切開して眼窩脂肪に侵入するので、麻痺や皮膚の牽引による外反が起こりやすいです。
一方で、裏ハムラ法ではそれらを温存して手術を行いますので身体への負担が軽く、ダウンタイムも短くて済みます。皮膚を切除しないので、仕上がりもナチュラルなのが裏ハムラ法です。
皮膚を切除すると睫毛の下にキズが残り、どうしてもやや人工的な仕上がりになってしまいます。
ただし、裏ハムラ法は非常に術野が狭く、優れた技術を必要とします。このため全国的に執刀出来るドクターが非常に少ないというのが現状なのです。当院では米国留学で学んだ最先端の裏ハムラ法を提供しています。
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公開日:2024.01.26
最終更新日: 2024.04.04
眼瞼下垂の手術前後の変化は
どのくらいありますか?
手術前後の変化はどのくらいありますか?
見た目の左右差を感じる要因として一番大切なのは二重の幅の違いです。そして、二重の幅に影響を及ぼす要因としては以下の4つがあります。
二重の幅に影響を及ぼす要因について
眉毛の高さ
目の上のくぼみ
余分な皮膚の量
まぶたの見開き具合
これらが術前後でどのように変化するのかにより、術後の二重の幅が変わってきます。
眼瞼下垂手術の治療症例①
術前はおでこに力を入れることで眼を開けようと頑張っていました。
①眉毛の高さ、②眼の上のくぼみ、④まぶたの見開き具合の左右差があり、二重の幅に左右差があります。
眼の印象の左右差が目立ちます。術後は①眉毛の高さが揃い、おでこの皺も薄くなっています。
また、②眼の上のくぼみは改善し、④まぶたの見開きも左右で揃っています。それに伴い二重の幅も左右で揃うことで眼の印象の左右差は解消されました。
眼瞼下垂手術の治療症例②
この方も同様におでこに力を入れることで眼を開けようと頑張っていました。その癖が手術しても治っていず、右眼は眉毛の高さもおでこの皺もほとんど変わっていません。
眼瞼下垂手術の治療症例③
この方も術前はおでこに力を入れることで眼を開けようと頑張っていました。
術後に眉毛の高さが下がりおでこの皺もかなり改善しました。
しかし、このように眉毛がさがることで皮膚のあまりが多くなってしまうことがあります。
このように左右同じように手術をしていてもそれぞれの要因がどの程度、変化するかには個人差があり手術をしてみないとわからない部分もあります。
自費診療の場合には術後にボトックスやヒアルロン酸、再手術などを組み合わせることで、この眼の印象の左右差の改善をしていきます。症例③のように術後に皮膚が被り、瞼が開けにくいなどの自覚症状がある場合には保険診療の場合でも手術は可能です。
眼瞼下垂かどうかセルフチェックしてみましょう
眼瞼下垂の原因としては、先天性眼瞼下垂、加齢、コンタクトレンズ使用、花粉症やアトピー性皮膚炎などでまぶたを強く擦ることの多い場合、眼科手術後などがあります。セルフチェックの方法としては、鏡を見ながらまばたきをして、「黒目がまぶたで隠れていないか」「おでこのしわがないか」、「眼を開けたときに眉毛が上がっていないか」を確認してみてください。
「眼瞼下垂」について関連記事はこちら
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公開日:2024.01.11
最終更新日: 2024.04.04
眼瞼下垂とは?
眼瞼下垂とは?
これらは全て眼瞼下垂症と診断された方です。
何らかの理由で眼を開いた時にまぶたがうまくあがらない病気です。加齢に伴うもの、先天性のものがあります。主な理由は①まぶたをあげる筋肉が弱い(挙筋機能低下)、②皮膚のたるみ(皮膚が多い)、③筋肉を動かす神経の異常があります。原因としては加齢、コンタクトレンズ装用、一重まぶたなどがあります。また、頭部疾患、神経疾患、内科疾患などが原因となることもあります。
眼瞼下垂になる主な理由
まぶたをあげる筋肉が弱い(挙筋機能低下)
皮膚のたるみ(皮膚が多い)
筋肉を動かす神経の異常
眼瞼下垂になるその他の理由
加齢
コンタクトレンズ装用
一重まぶた
頭部疾患
神経疾患
内科疾患
眼瞼下垂になる原因と症状について
片目だけが眼瞼下垂になる原因としては先天性眼瞼下垂、加齢、コンタクトレンズ、アイプチの使用、アトピー性皮膚炎などのほか、脳動脈瘤、脳梗塞や脳腫瘍といった頭蓋内疾患や片側顔面痙攣、顔面神経麻痺、重症筋無力症などがあります。基本は手術による治療となりますが、頭蓋内疾患や神経筋疾患などの場合には先に原疾患の治療が必要となる場合があります。
「急に眼瞼下垂になった」、「1日の中で良くなったり悪くなったりする」、「物が二重に見える」などの場合には、頭蓋内疾患や神経筋疾患を疑い、血液検査や画像検査を追加します。適宜、治療できる病院にご紹介させていただきます。
片目のみの料金についてですが、挙筋短縮術、前頭筋吊り上げ術は21,600円、睫毛上皮膚切除、眉毛下皮膚切除の場合は18,000円です。片目だけの眼瞼下垂を訴えて受診された方でも検査を行うと両側の眼瞼下垂がある場合も多々あります。その場合には両眼とも手術します。
眼瞼下垂手術の費用目安について
片目のみ
挙筋短縮術
約21,600円
前頭筋吊り上げ術
約21,600円
睫毛上皮膚切除
約18,000円
眉毛下皮膚切除
約18,000円
眼瞼下垂とコンタクトの関係性について
眼瞼下垂の原因の一つとしてコンタクトレンズの装用があります。コンタクトレンズと眼瞼下垂の関係については多くの報告があり、コンタクトレンズの装用によりハードコンタクトレンズの場合には約17倍、ソフトコンタクトレンズの場合には約8倍眼瞼下垂のリスクが高まるという報告もあります。※1)
まぶたを開けるには眼瞼挙筋腱膜という薄い筋肉の作用が必要です。まばたきをするたびにこの腱膜がコンタクトレンズによりこすられ、摩擦によりひきのばされてしまうこと、コンタクトレンズ装着の際にまぶたを強く引っ張ってしまうことで眼瞼下垂につながると考えられています。手術後は術後2週間後より装用可能です。コンタクトレンズを使用することで眼瞼下垂再発のリスクはあるとされていますが、まだ報告はありません。装着時間を極力減らすこと、ハードコンタクトレンズの場合には着脱の際にスポイトを使用すると装用時のまぶたへの負担を減らすことができる可能性があります。
※1) Hwang K, et al. J Craniofac Surg. 2015 Jul;26(5):e373-4.
眼瞼下垂手術とは?「眼瞼下垂手術」と「眉下切開」のどちらを選択すべき?
眼瞼下垂症に対する主な術式は大きく分けて4つあります。診察時にまぶたをあげる筋肉の機能(挙筋機能)を調べて手術の方法を決めます。①挙筋機能が低下している場合にはその程度に応じて「挙筋短縮術」や「前頭筋吊り上げ術」を、②挙筋機能の低下がなく皮膚のたるみのみの場合には「睫毛上皮膚切除」または「眉毛下皮膚切除(いわゆる眉下切開)」を選択することとなります。
1.挙筋短縮術
症例①
適応は挙筋機能が弱い人です。まぶたの皮膚を睫毛から5mm程度の位置で切開し、余剰な皮膚があった場合には切除します。まぶたをあげる薄い膜状の筋肉をまわりの組織から剥がします。その後、瞼板という硬い組織に眼瞼挙筋腱膜を短くして縫い付けます。
まぶたが開いて黒目が見えて、眉毛も下がっています。眠たそうな印象が改善しています。
症例②
まぶたが開いて黒眼が見えて、眉毛も下がっています。若々しい印象になりました。
2.前頭筋吊り上げ術
適応は挙筋機能が極端に低下している人(主に先天性)です。上まぶたと眉毛上の2箇所を切開し、非吸収糸で縫合します。これによりおでこの筋肉(前頭筋)とまぶたをつなぎ、おでこの筋肉(前頭筋)の力を瞼へ伝えやすくして、眼を開けやすくする方法です。人工のシート(ゴアテックス)を使用する場合もあります。
糸による吊り上げ症例①
視力の発達の時期は決まっています。この時期に適切な刺激が入らないと、弱視になってしまいます。小児で瞳孔に瞼がかかってしまっている場合には早急に手術を行いまぶたをあげる必要があります。
糸による吊り上げ症例②
人工のシート(ゴアテックス)による吊り上げ症例①
3.睫毛上皮膚切除
適応は挙筋機能に問題がなく、二重がない、二重にしたい、睫毛が眼に当たって痛い(睫毛内反)などです。まぶたの皮膚を睫毛から5mm程度の位置で切開し、余剰な皮膚を切 除します。二重を作成し、皮膚を縫合します。
症例①
症例②
症例③
症例④
3.眉毛下皮膚切除
適応は挙筋機能の低下がなく、二重がある、皮膚が厚い、外側のたるみが多い、印象を大きく変えたくない場合などです。
方法:まぶたの皮膚を眉毛の下で切開して、余剰な皮膚を切除し、皮膚を縫合します。
症例①
症例②
両方とも外側の皮膚のたるみがかなりすっきりし、本来あった二重が見えるようになりました。
以上、それぞれの術式について解説しました。昨今のブームから眉下切開を希望されて受診される方もいらっしゃいますが、そもそも、挙筋機能が低下している場合には適応にはなりません。当院では術式について診察時に挙筋機能を含む適切な検査を行い、判断するのに加え、手術日の朝に全体のカンファレンスでも医師全員で術式の適応について再確認しております。
眼瞼下垂手術は保険適用ですか?
眼瞼下垂に伴う自覚症状(まぶたが開けにくい、上の方が見えづらいなど)がある場合には保険適応となります。瞼が重くて開けにくいという病気の症状を治す目的で手術を行います。再発時にも症状があれば追加手術はできますが他の病気での手術と同様にその都度料金がかかります。また、保険適応での手術の場合には国の健康保険を使用しての手術となるため患者さん個々人の見た目の要望を受け付けることはできません。一般的な日本人の眼の形で不自然とならないような一律のデザインで手術をします。しかし、手術をせっかくするなら自分の理想の眼の形に近づけたい、綺麗な二重にしたいといった見た目についての要望が強い方もいらっしゃいます。そこで当院では自費診療での手術も可能です。自費診療の場合には保険診療と比較して料金が高い設定ですが、病気に伴う症状の改善に加え、執刀医の選択、見た目の修正や再発時の手術も1年間は追加料金なしで可能という違いがあります。
眼瞼下垂でおすすめの医院・名医の選び方
現在、眼瞼下垂症は眼科、形成外科、美容形成外科といった複数の診療科で診療されているのが現状です。眼科医と形成外科医では何が違うのでしょうか。形成外科医は見た目を良くすることを目的として手術を行います。まぶたの形のみに注目しているわけです。しかし、眼科医はまぶたの形はもちろん、眼全体の機能改善を目的として手術を行います。これはとても大きな違いです。当院には形成外科医による手術後の修正に受診される方もいらっしゃいます。その際に「眼が痛い」と言って受診されることが多いです。
見た目だけが良くなっても眼がとても痛い状態では生活することができません。眼科医は診察や手術に顕微鏡を使いますから、眼の表面の細かい傷にまで気づくことができるのです。眼全体の機能改善を考えているという点で眼科医による手術をお勧めします。しかし、白内障手術とは違い、眼科医の中でも眼瞼下垂症の手術をできる医師はまだまだ少ないです。眼瞼下垂症は人によって程度も様々であり、難易度も変化します。手術の症例数が多いということは多くのパターンを経験しているということになりますので、病院を選ぶ際の一つの指標となると思います。「眼科医による手術」、「手術症例数」に注目して病院を選ぶことをおすすめします。
眼瞼下垂のセルフチェックとなりやすい人の特徴
ぜひ鏡の前で確認してみてください
眼瞼下垂の原因としては先天性眼瞼下垂、加齢、コンタクトレンズ使用、花粉症やアトピー性皮膚炎などでまぶたを強く擦ることの多い場合、眼科手術後などがあります。セルフチェックの方法としては、鏡を見ながらまばたきをして、「黒目がまぶたで隠れていないか」「おでこのしわがないか」、「眼を開けたときに眉毛が上がっていないか」を確認してみてください。
また、眼瞼下垂チェックリストで当てはまる項目がある場合には眼瞼下垂の可能性があります。見た目の変化に気づき、受診される方が多いですが、肩こりや頭痛に悩まされていた方が受診され、手術後に肩こりや頭痛がかなり良くなることも度々あります。眼瞼下垂かもと思った場合には受診をおすすめします。
まぶたが持ち上がらない
眼がしっかり開かない
視野が狭い
上の方が見えづらい
肩こりや頭痛が続く
あごが上がっている
眠たくないのに眠いか聞かれる
黒目がまぶたで隠れている
眼を開けたときに眉毛が上がっている
おでこに深い皺がある
二重の幅が広くなった
眼瞼下垂手術後のダウンタイム・どのくらいで復帰できる?術後の腫れや痛み・注意点について詳しく解説
術前
術後2週間
術後3ヶ月
div.husuma ul.flex{display: flex; justify-content: space-between; flex-wrap: wrap;}
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div.husuma ul.flex li{width: calc(100%/2 - 10px); margin-bottom: 3vw;}
}
手術により、眼の周りの腫れや内出血(アザ)が起こります。腫れは術後2日目をピークに2週間で8割程度改善しますが、完全な消退には約6ヶ月かかります。内出血の完全な消退には約4週間かかります。視力が下がるわけではないので術後2日以降からはデスクワーク程度は可能です。1〜2週間は腫れなどが目立つことが多いため接客業や営業など新しい人と会う方はお休みしていただくのが良いでしょう。
痛みについてはほとんどないという方から術後は翌日くらいまでは鎮痛剤の内服が必要な程度という方まで感じ方は人それぞれになります。鎮痛剤を何日間も内服したという方はいないです。手術翌日まではしっかりとクーリングをする、安静にするのが痛みや腫れを最小限に抑えるために重要です。軟膏を傷口に塗布すると溶けて眼に入りぼやけて見えることがあります。軟膏は傷口に薄く塗れば十分なので量をつけすぎないようにしましょう。
入浴手術翌日からシャワー浴、洗顔、洗髪は可能です。入浴は術後3日目から可能です。創部を清潔に保つよう、軽く洗い流してください。
飲酒飲酒により血行が良くなると腫脹や出血の原因となりますので、術後3日目以降にしましょう。
メイクアイメイクは術後2週間程度から可能です。
車の運転視力が下がるわけではないのですが腫れや軟膏が眼に入ってぼやける感じがする可能性があります。眼の周りが腫れて視界が狭いうちは避けましょう。
運動激しい運動やほこりっぽいところでの運動は最低術後1週間はお休みしましょう傷がある程度つくのに2週間程度かかります。よって術後2週間後以降が望ましいです。
コンタクトレンズ術後2週間後程度で腫れが落ち着いてきたら可能です。
目薬手術前後で中止する必要はありません。
術後に傷を綺麗にするために気をつけること創部は約半年かけて治っていきます。紫外線や摩擦などのストレスを避けることが傷を綺麗に治すために必要です。よって、軟膏を塗るなど保湿すること、紫外線に当たることを避けることが大切です。
眼瞼下垂かどうかセルフチェックしてみましょう
眼瞼下垂の原因としては、先天性眼瞼下垂、加齢、コンタクトレンズ使用、花粉症やアトピー性皮膚炎などでまぶたを強く擦ることの多い場合、眼科手術後などがあります。セルフチェックの方法としては、鏡を見ながらまばたきをして、「黒目がまぶたで隠れていないか」「おでこのしわがないか」、「眼を開けたときに眉毛が上がっていないか」を確認してみてください。
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公開日:2023.12.30
最終更新日: 2024.04.04
眼瞼下垂について
よくある質問
眼瞼下垂とは?
これらは全て眼瞼下垂症と診断された方です。
何らかの理由で眼を開いた時にまぶたがうまくあがらない病気です。加齢に伴うもの、先天性のものがあります。主な理由は①まぶたをあげる筋肉が弱い(挙筋機能低下)、②皮膚のたるみ(皮膚が多い)、③筋肉を動かす神経の異常があります。原因としては加齢、コンタクトレンズ装用、一重まぶたなどがあります。また、頭部疾患、神経疾患、内科疾患などが原因となることもあります。
眼瞼下垂になる主な理由
まぶたをあげる筋肉が弱い(挙筋機能低下)
皮膚のたるみ(皮膚が多い)
筋肉を動かす神経の異常
眼瞼下垂になるその他の理由
加齢
コンタクトレンズ装用
一重まぶた
頭部疾患
神経疾患
内科疾患
眼瞼下垂になると、どんな症状が起こるの?
まぶたが重い、頭痛、肩こり、視野が狭くなる(上を見たときなど)、皮膚が被ることにより睫毛が内側に向くと(睫毛内反)、眼の表面が痛くなるなどがあります。見た目の変化としては、鏡を見た際に黒目の見える範囲が狭く感じる、頑張って眼を開けようと眉毛をもち上げるためおでこのしわが目立つ、目つきが悪いと言われる、眠くないのに眠いか聞かれるなどもあります。
眼瞼下垂になると起こる症状
まぶたが重い
頭痛
肩こり
視野が狭くなる(上を見たときなど)
皮膚が被ることにより睫毛が内側に向くと(睫毛内反)
眼の表面が痛くなる
眼瞼下垂になると起こる見た目の変化
鏡を見た際に黒目の見える範囲が狭く感じる
頑張って眼を開けようと眉毛をもち上げるため、おでこのしわが目立つ
目つきが悪いと言われる
眠くないのに眠いか聞かれる
眼瞼下垂の治療法は?
眼瞼下垂の治療法について
頭部疾患、神経疾患、内科疾患などが原因の場合にはそれぞれの病気の治療を優先します。
それ以外の場合には手術を行います。主な術式は以下の通りです。
まぶたをあげる筋肉が弱い場合→挙筋短縮術、前頭筋吊り上げ術
皮膚のたるみのみの場合→睫毛上皮膚切除、眉毛下皮膚切除
順番に説明していきます。
①まぶたをあげる筋肉が弱い場合:その程度に応じて手術の方法を選択します。
挙筋短縮術
適応:まぶたをあげる筋肉が弱い人
方法:まぶたの皮膚を睫毛から5mm程度の位置で切開し、余剰な皮膚があった場合には切除します。まぶたをあげる薄い膜状の筋肉をまわりの組織から剥がします。その後、瞼板という硬い組織に眼瞼挙筋腱膜を短くして縫い付けます。
実際の治療症例
挙筋短縮術症例①
まぶたが開いて黒目が見えて、眉毛も下がっています。
眠たそうな印象が改善しています。
挙筋短縮術症例②
まぶたが開いて黒眼が見えて、眉毛も下がっています。
若々しい印象になりました。
前頭筋吊り上げ術
適応:まぶたを上げる筋肉が極端に弱い人(主に先天性)
方法:上まぶたと眉毛上の2箇所を切開し、非吸収糸で縫合します。これによりおでこの筋肉(前頭筋)とまぶたをつなぎ、おでこの筋肉(前頭筋)の力を瞼へ伝えやすくして、眼を開けやすくする方法です。人工のシート(ゴアテックス)を使用する場合もあります。
実際の治療症例
糸による吊り上げ症例①
視力の発達の時期は決まっています。この時期に適切な刺激が入らないと、弱視になってしまいます。小児で瞳孔に瞼がかかってしまっている場合には早急に手術を行いまぶたをあげる必要があります。
糸による吊り上げ症例②
人工のシート(ゴアテックス)による吊り上げ症例①
人工のシート(ゴアテックス)による吊り上げ症例②
②皮膚のたるみ:二重の有無、まぶたの皮膚の厚み、性別など総合的に判断し術式を決定します。
睫毛上皮膚切除
適応:二重がない、二重にしたい、睫毛が眼に当たって痛いなど
方法:まぶたの皮膚を睫毛から5mm程度の位置で切開し、余剰な皮膚を切除します。二重を作成し、皮膚を縫合します。
実際の治療症例
睫毛上皮膚切除症例①
睫毛上皮膚切除症例②
睫毛上皮膚切除症例③
睫毛上皮膚切除症例④
睫毛上皮膚切除症例⑤
眉毛下皮膚切除
適応:二重がある、皮膚が厚い、外側のたるみが多い、印象を大きく変えたくない等
方法:まぶたの皮膚を眉毛の下で切開して、余剰な皮膚を切除し、皮膚を縫合します。
実際の治療症例
症例①〜③で外側の皮膚のたるみがかなりすっきりし、本来あった二重が見えるようになりました。
眉毛下皮膚切除症例①
眉毛下皮膚切除症例②
眉毛下皮膚切除症例③
眼瞼下垂手術における合併症について教えてください。
①眼の周りの腫れ、内出血
手術により、眼の周りの腫れや内出血(アザ)が起こります。腫れは2週間で8割程度改善しますが、完全な消退には約6ヶ月かかります。内出血の完全な消退には約4週間程度かかります。
②左右差
できるだけ左右差をなくすように手術を行いますが、人の手の仕事なので完成度には限界があります。完全に左右対称にはなりません。
術後に左右差が大きい場合には再縫合処置や再手術をすることがあります。再縫合処置や再手術の可能性は10%です。保険診療の場合にはその都度費用がかかります。
③低矯正、過矯正
術中に左右対称になるように、適切な眼の見開き具合で終了します。しかし、術後の診察で低矯正や過矯正と判断された場合には再縫合や再手術をすることがあります。
④再発
術後に再発することがあります。その場合には再手術となります。
手術は痛くない?
15歳以下の方の手術は日帰り全身麻酔、それ以外は局所麻酔で行っています。特に挙筋短縮術などの筋肉が関わる手術は術中に眼を開けていただき定量が必要になるため局所麻酔である必要があります。そこで当院では、痛みや不安を少しでも軽減するために、笑気ガスや静脈麻酔を組み合わせ、呼びかけで反応できる程度に眠ってもらいながら手術を行います。
眼瞼下垂手術の手術の所要時間は?
眼瞼下垂手術は1〜2時間前後
その日の混雑状況などによって前後しますが、手術の準備から手術室の退出までは大体1〜2時間前後です。手術時間自体は両眼で30分〜1時間程度です。
眼瞼下垂手術時間(両目)
約30分〜1時間
ダウンタイムは?
手術により、眼の周りの腫れや内出血(アザ)が起こります。腫れは2週間で8割程度改善しますが、完全な消退には約6ヶ月かかります。内出血の完全な消退には約4週間かかります。
手術翌日まではしっかりとクーリングをする、安静にするのが痛みや腫れを最小限に抑えるために重要です。視力が下がるわけではないので術後2日以降からはデスクワーク程度は可能です。
1〜2週間は腫れなどが目立つことが多いため接客業や営業など新しい人と会う方はお休みしていただくのが良いでしょう。
術後に傷を綺麗にするために気をつけることは?
創部は約半年かけて治っていきます。紫外線や摩擦などのストレスを避けることが傷を綺麗に治すために必要です。よって、軟膏を塗るなど保湿すること、紫外線に当たることを避けることが大切です。
お風呂は術後いつから入れる?
手術翌日からシャワー浴、洗顔、洗髪は可能です。入浴は術後3日目から可能です。創部を清潔に保つよう、軽く洗い流してください。
術後お酒は飲める?
飲酒により血行が良くなると腫脹や出血の原因となりますので、術後3日目以降にしましょう。
メイクはいつからできる?
アイメイクは術後2週間程度から可能です。
車の運転はいつからできる?
視力が下がるわけではないので眼の周りが腫れて視界が狭いうちは避けましょう。
運動はいつからできる?
激しい運動やほこりっぽいところでの運動は最低術後1週間はお休みしましょう。傷がある程度つくのに2週間程度かかります。よって術後2週間後以降が望ましいです。
コンタクトレンズはいつからできる?
術後2週間後程度で腫れが落ち着いてきたら可能です。
普段使っている目薬は使える?
特に手術前後で中止する必要はありません。
術後の軟膏はいつまで塗れば良い?
軟膏が眼の表面につくとぼやけて見えづらい感じになります。軟膏は瞼の傷に少量塗れば十分です。術後1週間程度は続けて下さい。
抜糸は必要でしょうか?
基本的には自然に溶ける糸で縫合していますので抜糸は不要です。2~4週間程度でとけてなくなります。自費の方など医師の判断で解けない糸で縫合している場合には術後1~2週間の診察の際に抜糸の処置をすることもあります。
術後の通院はどのくらい必要でしょうか?
当院では患者さんの負担軽減のため、①術後1~2週、②術後3か月の2回としております。ただし、①術後1~2週の診察時に調整が必要となった場合など通院回数が増えることもあります。
眼瞼下垂手術において、自費診療と保険診療の違いはありますか?
眼瞼下垂に伴う自覚症状(まぶたが開けにくい、上の方が見えづらいなど)がある場合には保険診療での手術が可能です。保険診療では瞼が重くて開けにくいという病気を治す目的で手術を行います。よって、術後に美容的な見た目の修正ができません。しかし、中には手術をせっかくするなら自分の理想の眼の形に近づけたいといった見た目についての要望が強い方もいらっしゃいます。そこで当院では自費診療での手術も可能です。自費診療の場合には症状の改善に加え、執刀医の選択、1年間の修正が可能という違いがあります。保険診療の場合、再発時にも症状があれば、追加手術はできますが他の病気での手術と同様にその都度料金がかかります。
手術前後の変化はどのくらいありますか?
見た目の左右差を感じる要因として一番大切なのは二重の幅の違いです。そして、二重の幅に影響を及ぼす要因としては以下の4つがあります。
二重の幅に影響を及ぼす要因について
眉毛の高さ
目の上のくぼみ
余分な皮膚の量
まぶたの見開き具合
これらが術前後でどのように変化するのかにより、術後の二重の幅が変わってきます。
眼瞼下垂手術の治療症例①
術前はおでこに力を入れることで眼を開けようと頑張っていました。
①眉毛の高さ、②眼の上のくぼみ、④まぶたの見開き具合の左右差があり、二重の幅に左右差があります。
眼の印象の左右差が目立ちます。術後は①眉毛の高さが揃い、おでこの皺も薄くなっています。
また、②眼の上のくぼみは改善し、④まぶたの見開きも左右で揃っています。それに伴い二重の幅も左右で揃うことで眼の印象の左右差は解消されました。
眼瞼下垂手術の治療症例②
この方も同様におでこに力を入れることで眼を開けようと頑張っていました。その癖が手術しても治っていず、右眼は眉毛の高さもおでこの皺もほとんど変わっていません。
眼瞼下垂手術の治療症例③
この方も術前はおでこに力を入れることで眼を開けようと頑張っていました。
術後に眉毛の高さが下がりおでこの皺もかなり改善しました。
しかし、このように眉毛がさがることで皮膚のあまりが多くなってしまうことがあります。
このように左右同じように手術をしていてもそれぞれの要因がどの程度、変化するかには個人差があり手術をしてみないとわからない部分もあります。
自費診療の場合には術後にボトックスやヒアルロン酸、再手術などを組み合わせることで、この眼の印象の左右差の改善をしていきます。症例③のように術後に皮膚が被り、瞼が開けにくいなどの自覚症状がある場合には保険診療の場合でも手術は可能です。
「眼瞼下垂」関連ページについて
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公開日:2021.11.02
最終更新日: 2024.04.20
眼瞼下垂手術
眼瞼下垂が起きる原因には大きく2種類あり、「皮膚のたるみによる眼瞼下垂」と「筋肉の弱りによる眼瞼下垂」です。重要なポイントはそれぞれの原因に応じた手術を行うことです。
当院の眼瞼下垂の治療について
眼瞼下垂のデザインは自然・ナチュラルを目指しています
僕はもともと眼科医です。眼科医になってから眼形成を学び、世界最高の水準にまで高めてきました。当院所属ドクターもほとんどはもともと眼科医です。
美容外科では「出来るだけ目をパッチリさせる」ことが正義ですが、僕ら眼科医の目標は「出来るだけ自然で機能的なまぶたを作る」ことが正義です。それは形状だけでなく、自然なまばたきが出来なければ、目が傷ついてしまうこともあるからです。この世に授かった形状や機能を妨げることなく、デザインすることを心掛けています。
眼瞼下垂の症状
こんな症状があったらたれマブタ(眼瞼下垂)かもしれません。
上まぶたが垂れてきて目を覆うようになってしまった状態を眼瞼下垂(たれマブタ)と言います。この状態になると、下記のような症状が出現します。
目が重い
二重の幅が広くなってきた
ハードコンタクトを使っている(いた)
肩こり、頭痛がひどい
眠そうだと言われる
目が細い
目つきが悪いと言われる
おでこのシワが目立つ
眼瞼下垂の手術を他院で受けたが、納得した仕上がりではなかった方へ
当院には、他院で治らない治せないと言われた方々がたくさんいらっしゃるのですが、他院で眼瞼下垂手術を行い、思いどおりの結果にならなかった方も数多く来院されます。
他院で修正することが難しいと判断された方でも、今まで来院されたほとんどの方が治療が可能ですので、まずは一度ご相談いただけたらと思います。
眼瞼下垂の修正手術をみる
眼瞼下垂の2つの原因
皮膚のたるみによる眼瞼下垂
たれマブタ(眼瞼下垂)の原因は、大きく分けて2つの種類があります。まず最初に皮膚のたるみによるものが挙げられます。これは、年齢とともに徐々に皮膚が伸び、たるんでしまったものです。
もともと一重まぶたであった方に起こりやすく、おでこに深いシワが目立ち目の形が八の字になってイラストのような表情になります。これを皮膚のたれマブタと言います。
筋肉の弱りによる眼瞼下垂
一方で、まぶたを上げる筋肉が弱くなってしまうタイプのたれマブタ(眼瞼下垂)もあります。年齢とともに筋肉が伸びてしまい、それを補おうと眉毛が上がってしまいます。
ハードコンタクトレンズを装用している方、過去に装用していた方がなりやすいです。これを筋肉のたれマブタと言います。
眼瞼下垂の治療
治療はそれぞれの原因に応じた手術を行うことです。
皮膚のたれマブタ(眼瞼下垂)の場合
皮膚のたれマブタの場合には、垂れてしまった皮膚をまつ毛の上で切除し、それ以上下がって来ないように二重まぶたを作成します。場合によって脂肪の切除も行います。もともと二重まぶたであった方の場合には、眉のすぐ下を切開する眉毛下皮膚切除を行う場合もあります。重度の場合には、その両方が必要になることもあります。
筋肉のたれマブタ(眼瞼下垂)の場合
筋肉のたれマブタの場合には、伸びてしまった筋肉をまぶたが機能的に上がるような位置に縫い直すことで治療します。同時に皮膚を切除することもあります。軽度の場合には皮膚を切開せず、目のうら側から行うこともあります。
当院が提供する治療の特徴
手術件数が多く、経験が豊富
当グループでは保険と自費含め年間5017件(2023年1月から12月まで:総手術数10,000件以上のうち)の眼瞼下垂手術を手掛けております。この手術件数は国内のみでなく、海外も含めて多いです。
患者さんごとに合わせた美しいデザイン
眼瞼下垂手術は、目の形状を変化するため、その人の人生がかかっている非常に重要な手術です。デザインが適切に行われなかった場合には、人生が変わってしまうこともあるのです。そのため、患者さんに合ったまぶたにするためには、たくさんの「経験」や「技術」が必要になります。
他院での失敗・やり直しにも対応
今までに手術を受けたことが無い方はもちろんのこと、他の医療機関で治らなかった、もしくは失敗してしまった方の修正手術も数多く手がけております。
決して諦めないでください
当院では膨大な手術症例数に基づいた経験や技術を活かし、患者さん個々人のまぶたの状態に合わせた治療を行っています。どうぞ安心してご来院いただけたら幸いです。
お問い合わせはこちら
眼瞼下垂手術の症例
皮膚のたれマブタへの手術
皮膚のたれマブタでは、余った皮膚を取り除くことと、二重まぶたを作ることが目的です。
まぶたの皮膚をまつ毛の上5〜6mm程度の位置で切開し、余っている皮膚を切除します。その後、二重まぶたを作製し皮膚を縫合します。同時に脂肪を切除する場合があります。
この方法のメリットは皮膚を切除し二重まぶたを作り直すことが出来ることです。もともと一重まぶたや奥二重まぶたの方は作り直した方が綺麗に仕上がります。
それから、皮膚の切除には眉毛の下を切開して皮膚を切除する方法もあります(眉毛下皮膚切除)。眼瞼の皮膚が分厚いため、まつ毛の上で切開すると二重まぶたも分厚くなってしまい不自然になることが予測できる方は、眉毛下皮膚切除が望ましいです。
この方法では自分の二重まぶたが露出されるので、皮膚がたるむ10年くらい前のご自身の自然な目の印象になります。眉毛下皮膚切除ではキズが体表にあるため、デザインに加え切開・縫合の技術という基本中の基本の力量が最重要視されます。力量が無ければ、キズが目立ってしまうためです。当院ではキズを目立たないように最大限の注意を払っています。
眉下切開の当院と他院の比較
適切なデザインや縫い方には高い技術力・豊富な経験が求められる
切って縫うだけの単純な術式ですが、デザインや縫い方にコツがあります。 年齢によって徐々にたるみが増えるため、高齢になるほど目の横幅を大きく超えて目じりの皮膚まで切除しないと、逆に術後に目じりのしわが増えたように感じてしまうことがあるのです。
手術直後には腫れがかなり強く出ますが、2週間で8割程度の腫れが引きます。残りの腫れは6か月くらいかけて徐々に引いていきます。
1.目の形状が「ハの字」
術前
皮膚のたれマブタにより目の形状が「ハの字」のようになってしまっている。目つきも暗く見られてしまう。
術後
皮膚のたるみが取れ、二重まぶたになっています。目に光が入るようになったため、目つきが改善したのがわかります。
2.目つきが悪く感じてしまう
術前
若い人にも皮膚のたれマブタは起こります。生まれつきの一重まぶたであると皮膚がたるんで目に被さってしまいます。目つきも悪く感じてしまいます。
術後
黒目が大きく露出するようになり、楽に目を開くことが出来るようになりました。目つきも良くなったのがわかると思います。
3.眉毛が上がり、おでこにシワが出来る
術前
皮膚のたれマブタにより、眉毛が上がり、おでこにシワが出来てしまっています。
術後
皮膚を切除し二重まぶたを作成しました。眉毛が下がり、まぶたの皮膚の面積がかなり減っているのがわかります。おでこのシワが消え、表情が良くなっています。まだ術後2週間ですので少し腫れや赤みが残っています。
4.まぶたが脂肪によって膨れている
術前
皮膚のたれマブタがあり、黒目が小さくなっています。まぶたが脂肪によって膨れています。
術後
まぶたの皮膚と脂肪を切除し、二重まぶたを作成しています。同時に目頭切開(内眥形成術)も行っているため、かなり目が大きくなってスッキリした目つきになっています。
5.まぶたの形状に左右差がある
術前
皮膚のたれマブタがあり、まぶたの形状の左右差が出来ています。
術後
左右均等な二重まぶたを作成すると、きれいな目つきになりました。
6.他院で受けた眼瞼下垂手術(挙筋短縮)の修正手術
術前
他院で眼瞼下垂手術(挙筋短縮)を行ったが、まぶたの重さが取れないとのことで来院しました。黒目は正常に露出していますが、皮膚が余って被ってしまっています。切開線が細かいシワになってまぶたがガタガタになっています。
術後
まぶたの皮膚を適切に切除し、二重まぶたを作成しました。自然な表情になっています。このようにデザインには多くの経験が必要なのです。
眉毛下皮膚切除の症例写真
7.目がすべて影になってしまっている
術前
皮膚のたるみがあり、目じりにかけてほとんど目が影に隠れてしまっている
術後
皮膚のたるみが取れ、目がしっかり開いている。キズはほとんどわからなくなっています。これからさらに綺麗になっていきます。
術前
年齢とともに皮膚がたるんでいるため、中央から目じりにかけてほとんど目が開いていないように見える。
術後
眉毛下で皮膚を切除したため、目を開くことが出来るようになった。3か月目だが傷はほとんど目立ちません。これからさらに綺麗になっていきます。
8.ナチュラルにたるみを無くしたい
術前
皮膚弛緩があり、目じりにかけて皮膚のたるみが出ているのが分かります。まぶたの脂肪もあるので切除の選択肢もありますが、自然な仕上がりを希望され大きく変化することを希望されなかったので眉毛下皮膚切除を選択しました。
術後
目じりにあった皮膚のたるみは取れ、二重幅も広くなっています。眉毛下に出来た傷はほとんどわかりません。これからさらに綺麗になっていきます。
術前
年齢とともに皮膚がたるみ、奥二重のようになっています。
術後
目じりのたるみが取れ、すっきりとした目つきになりました。すでに創部はほとんどわかりません。これからさらに綺麗になっていきます。
9.眉毛が吊り上がっている
術前
皮膚のたるみがあり、自然と眉の外側が上がっています。
術後
皮膚のたるみが取れたことで、眉の位置が本来の場所に変化しています。目の上の皮膚の量が減少していることがわかります。
術前
皮膚のたるみがあり、眉の外側が上がっていることが分かります。
術後
眉は自然な位置に戻りました。皮膚を引き上げているため目じりのシミの位置が変化しています。キズはまだ赤いですが今後数か月かけて徐々に消滞していきます。キズは体質により目立たない場合も目立ちやすい場合もあります。
10.目つきが眠そうと言われる
術前
皮膚のたるみと筋肉のたるみの両方があり、見開きが悪くなっています。眉毛下での皮膚切除と、筋肉の短縮術を行いました。
術後
目はきれいに見開けるようになり、皮膚のたるみも取れています。キズはほとんど目立ちません。
術前
皮膚のたるみと筋肉のたるみの両方があり、見開きが悪くなっています。
術後
目はきれいに見開けるようになり、皮膚のたるみも取れています。キズはほとんど目立ちませんがこれからさらに綺麗になります。
11.皮膚がまるで傘のよう
術前
皮膚のたるみが傘のようになっているため、目がほとんど影に隠れてしまっています。このように分厚いまぶたの場合に眉毛下皮膚切除が良い適応になります。
術後
皮膚のたるみが取れ、目に光が入るようになりました。キズはほとんど目立ちません。
術前
皮膚のたるみが傘のようになっているため、目がほとんど影に隠れてしまっています。
術後
皮膚のたるみが取れ、目に光が入るようになりました。本来あった二重が露出するようになりました。キズはほとんど目立ちません。
筋肉のたれマブタへの手術
腱膜性眼瞼下垂への手術は、伸びてしまった腱を若い時の位置に縫い直すことで改善することが出来ます(挙筋短縮術)。
手術と同時に余分な皮膚の切除や、重さの原因となっている脂肪の切除を行うこともあります。
手術時間は重症度に応じて片側10分から30分程度かかりますが、静脈麻酔による鎮静を使い、痛みや時間を感じないように工夫をしています。
1.筋肉のたるみによりまぶたが開かない
術前
筋肉のたるみによりまぶたが開かない。黒目が小さく、眉毛が上がっているために、おでこのしわが多くなっています。
術後
黒目が大きくなり、眉毛が上がらなくなったため、おでこのしわも無くなっています。(下眼瞼の手術も同時に施行しています)
2.右のたれマブタ(眼瞼下垂)
術前
右のたれマブタ(眼瞼下垂)により、二重幅が非常に広く、眉毛も上がっています。右のみが悪いように見えますが、左も軽度のたれマブタがあるので両側とも同時に手術を行っています。
術後
両側ともたれマブタは改善し、左右差はほぼ解消しました。
3.たれマブタにより黒目が小さい
術前
たれマブタにより黒目が小さく、二重幅が広く、眉毛が上がって、おでこにシワが出来てしまっています。
術後
黒目が大きくなり、眉毛が下がっておでこのシワが減り、二重幅は自然な状態になっています。
4.顔全体にたるみが出ている
術前
筋肉のたれマブタにより黒目が小さくなり、二重の幅が広くなっています。顔全体にたるみが出ているため、年齢よりも老けて見えてしまっています。
術後
たれマブタの手術を行い、その後に顔全体へヒアルロン酸注入を行いました。全体的にハリとツヤが出て、素敵なお顔になりました。このように当院では眼瞼下垂に加えて美容注射も行っています。
5.二重幅が広い
術前
たれマブタ(眼瞼下垂)により黒目が小さくなり、二重幅が広くなっています。
術後
両側の手術後、左右差は消失し、黒目が正常に開いています。
6.左右差の大きいたれマブタ
術前
左右差の大きいたれマブタ。左目のたれマブタが重症であり、二重の幅が左右で大きく異なります。
術後
両側とも同じように手術することで、左右差を軽減することが出来ました。二重の幅も左右でほとんど同じになりました。
治療紹介動画をご紹介
Youtube公式チャンネルで治療動画を公開しています
当院は、皮膚を切らない眼瞼下垂手術(経結膜挙筋短縮術)が可能です。
余剰皮膚の少ない、比較的若い年代のかたにお勧めします。
治療料金の目安
両眼
眼瞼下垂手術
鹿嶋先生 ¥990,000相川先生・土居先生・山名先生・菊地先生 ¥770,000上記以外 ¥330,000
上記の金額はすべて税込表示です。
オペ実施の場合、手術代金から自費診察料を差し引きます。
眼瞼下垂治療の副作用やリスク、注意事項
術中にまぶたの形を確認するため主に局所麻酔で行いますが、小児の場合など状況に応じて全身麻酔で行います。
術前に痛みを感じにくいように鎮静剤を使用することがあります。
局所麻酔で手術をおこなう場合、重い痛みを感じることがあります。痛みが辛いようであれば、麻酔薬の追加や鎮痛剤の投与で対応します。
複数回手術をされている方は痛みが強い傾向にあります。
できるだけ左右差を少なくするように手術を行いますが、完全に左右対称にはなりません。術後に左右差が大きい場合には再度縫合処置をしたり、再手術を行ったりする事があります。
術後徐々に傷痕は目立たなくなりますが傷痕が目立ったり、ケロイドになったりすることがあります。
術後に傷が離解した場合は再度縫合処置が必要です。
感染などで眼窩蜂巣炎になることがあります。
術中鎮静剤を使用した場合血圧低下、除脈、呼吸抑制などが起こることがあります。
眼瞼下垂手術 同意書
眼瞼下垂(挙筋短縮)手術を受けられる患者さん、ご家族のみなさまへ
この説明書は、眼瞼下垂(挙筋短縮)手術について説明したものです。 わからないことがありましたら、担当医にお尋ねください。 治療を受けられる場合は、下記に「同意書PDF」を用意しておりますので、一度目を通していただき署名をお願いいたします。
皮膚のたるみによる眼瞼下垂
筋肉のたるみによる眼瞼下垂
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公開日:2021.11.02
最終更新日: 2024.04.19
眼瞼下垂手術後の
修正手術
当院に来院される患者さんの多くが、他院で眼瞼下垂手術を行い、思いどおりの結果にならなかったという悩みを抱えています。
失敗したまぶたの修正手術
治せるかどうか、正確な診断をします
「先生に任せて無理なら、諦めがつきます。」よく患者さんからそう言われます。
当院には、他院で治らない治せないと言われた方々がたくさんいらっしゃるのですが、他院で眼瞼下垂手術を行い、思いどおりの結果にならなかった方も数多く来院されます。
このページではそのような方々の評価と、どのように治せば良いのかについてご説明いたします。
他院で修正することが難しいと判断された方でも、今まで来院されたほとんどの方が治療が可能ですので、まずは一度ご相談いただけたらと思います。
決定版!”オキュロフェイシャルクリニック東京流”他院手術の修正術!
眼瞼下垂の修正手術 症例紹介
1.重瞼の形状がおかしくなった
他院で眼瞼下垂手術(挙筋短縮)後に重瞼の形状がおかしくなってしまったため、修正希望で来院されました。
術前
筋肉を短縮する手術を行っているが、黒目の露出が不十分でした(原因①)。さらに、切開線と重瞼が離れているため、二重瞼ではなく、三重になってしまっており、いびつな形状となっていました(原因②)。
術後
改めて筋肉を短縮し(解決①)、余剰の皮膚を切除し(解決②)、重瞼を作成しています。三重瞼になっていたが、二つの重瞼の間の皮膚を切除することで重瞼を一つにまとめることがことが出来ました。
2.眼瞼の形状に納得できない
他院で眼瞼下垂手術(皮膚切開法)後に眼瞼の形状に納得できず、修正希望で来院されました。
術前
前医で作成された重瞼が高すぎるため、その下の皮膚が余って弛んでしまっています(原因①)。目頭の皮膚の弛みも不自然な印象を与えています。黒目の露出も不十分で眠そうな印象を受けてしまいます(原因②)。
術後
作成された重瞼より下の余っている皮膚を切除し(解決①)、黒目を大きくするために、筋肉を短縮しました(解決②)。これにより重瞼が狭くなり、自然な二重まぶたが形成されています。
術前
もともと一重まぶたであったのに、作成された重瞼が高すぎる場合、このように重瞼よりも下の皮膚の弛みを生じ、厚ぼったい二重瞼になってしまいます。
生来の重瞼では重瞼よりも下の皮膚のたるみは生じないので、重瞼があるにも関わらず皮膚の弛みがあると不自然な印象となってしまいます。
術後
重瞼よりも下の皮膚をピンと張ることが重要です。この方の場合には筋肉の短縮も行い、黒目の露出を大きくすると同時に、広すぎる重瞼を自然な程度に狭くし、綺麗な目を作ることが出来ました。
3.再手術で当院を紹介された
数年前に他院で片目だけ眼瞼下垂手術(挙筋短縮)を行っています。1年前から両眼の重さを感じたため、近くにある眼科を受診したところ、再手術の目的で当院を紹介されたため、受診されました。
術前
以前の眼瞼下垂手術の時のキズが二重瞼になっているが、皮膚の余剰が残存していることと、もともとの二重のラインと離れて作られているため、三重、四重になってしまっている(原因①)。
黒目も十分に露出しておらず、腱膜性の眼瞼下垂の状態でした(原因②)。
術後
三重、四重になってしまっている皮膚を切除し(解決①)、伸びてしまった筋肉を短縮して縫着しました(解決②)。二重瞼はしっかり作り直しています。黒目の大きさは正常になり、重瞼も綺麗になりました。
4.まぶたが開きにくくなった
他院で眼瞼下垂手術(挙筋短縮)後に、皮膚のたるみが出現し、むしろまぶたが開きにくくなってしまったため、修正希望で来院されました。
術前
他院での眼瞼下垂手術後とのことですが、むしろ皮膚が被ってしまって、もともとの目よりも小さくなってしまっています。
これは筋肉を短くする(挙筋短縮)を行っているものの、皮膚を十分に切除しなかったこと(原因①)と、重瞼を作成しなかったもしくは作成しようとしたが作成されなかった(原因②)ために起こったものです。
術後
皮膚の余剰を無くし(解決①)、重瞼を作成する(解決②)と隠れていた黒目が出現し、目と眉毛の間の距離も短くなり、自然なまぶたの形状を取り戻すことが出来ました。
術前
皮膚が弛んで、黒目を覆い隠してしまっている。前回の手術創は、しっかりとした重瞼ではなく、単なる線状のしわとして残ってしまっています。
術後
前医で切開した部位から下の弛んだ皮膚を切除し整えて、重瞼を作り直している。黒目が十分に露出する綺麗な目にすることが出来ました。
5.眼瞼の形状に納得できない
他院で眼瞼下垂手術(挙筋短縮)後、眼瞼の形状に納得できなかったため、修正希望で来院されました。
術前
重瞼を作成しておらず(原因①)、十分に皮膚の弛みを処理していないため(原因②)、切開線よりも下の皮膚が弛んでしまっていて、皮膚が睫毛に覆い被さってしまっています。
術後
切開線よりも下の弛んだ皮膚や組織を切除し(解決①)、その後しっかりとした重瞼を作成する(解決②)ことで、皮膚の弛みが消え、睫毛が露出し、綺麗な眼瞼を作ることが出来ました。
術前
切開線よりも下の皮膚が弛んでしまっていて、皮膚が睫毛に覆い被さってしまっています。瞳孔よりも内側の睫毛は露出していません。
術後
術後には、皮膚の弛みが消え、睫毛が露出し、綺麗な眼瞼を作ることが出来ました。
6.担当医に不信感をいただいたので当院へ
他院で眼瞼下垂手術(挙筋短縮)後に吊り目になってしまったので、担当医に訴えたが、反対も同じようにすれば良いと言われ不信感を持ったため、修正希望で来院しました。
術前
前医での手術で筋肉が短縮されすぎているため(原因①)、黒目の上の白目が露出し、吊り目の状態である。睨んでいるような目つきになってしまっているのが分かる。上がりすぎのため、奥二重のようになっている。
術後
前医での切開創を開き、短縮された筋肉を外し、位置をずらして固定した(解決①)。上の白目の露出は改善し、重瞼も広くなったため、目つきは大きく改善している。
術前
筋肉が短縮されすぎているため、上方の白目の露出があり、吊り目の状態である。この状態では睨んでいるような目つきになるだけでなく、目が閉じ無くなったり、ドライアイで充血や痛みを生じるようになってしまう。
術後
筋肉を適切な位置に固定し直すことで、目つきの改善とドライアイの改善をすることが出来る。術前後で比較すると、白目の充血が改善していることが分かる。
7.他院で断られたので当院へ
他院で眼瞼下垂手術(挙筋短縮)後に、見開いた吊り目の状態になってしまった。
他院での修正、さらに違う有名な他院での修正を行ったが、最終的に「もう下げられない」と断られたため、修正希望目的に来院。
術前
筋肉を短縮しすぎていることにより上まぶたが開きすぎている。上方の白目が露出し、力を抜いても目が見開いてしまうため、出来るだけ目を細めているが、それでもビックリしたような目になっている。
術後
他の2つの美容外科クリニックで、これ以上の筋肉の延長は不可能と言われていたが、丁寧に瘢痕を外すことで自然な位置までまぶたを下げることが出来ました。
8.埋没法の糸が取れなかった
数年前に他院で重瞼術を行っています(埋没法)。数日前から目がゴロゴロするので眼科へ行ったが、糸が取れなかったため紹介され当院を受診しました。
術前
埋没法で使用したナイロン糸がまぶたの裏に露出し、角膜にキズを作っています。それだけではなくそのキズに細菌が入り、角膜潰瘍となっているので、角膜の一部が白濁しています。
術後
染色すると、角膜潰瘍の部分の上皮が無くなっているため、染色されている。
術前
角膜にキズがあり、感染まで起こしているのでまぶたが腫れて、目が開かない眼瞼下垂の状態になってしまっています。まぶたが思うように開かないため、眉毛が上がってしまっています。
術後
まぶたの中の糸を除去すると、症状はすぐに改善します。この症例では同時に皮膚の切除と筋肉の短縮も行ったところ、術後まだ1週間の時点ですが、重瞼がはっきりした綺麗な目にすることが出来ました。
術前
糸が眼球を常に引っ掻いている状態で、キズが膨れて充血もしています。
術後
このような場合には、糸の除去を行うしかありません。手術で糸を除去するとすぐに症状が改善します。手術1週間後には充血も取れて、綺麗な状態になりつつあります。
眼瞼下垂 修正手術 まとめ
失敗してしまった手術には、何らかの理由があります。
手術の失敗を避ける方法は、失敗した症例から学ぶことです。失敗を数多く経験するか、失敗した手術後の方の手術を引き受けるしかありません。
我々は開院から今までにたくさんの方の手術を行って参りました。当グループでは保険と自費含め年間5017件(2023年1月から12月まで:総手術数10,000件以上のうち)の眼瞼下垂手術を手掛けております。
この中には、他院で治らなかったたくさんの方々の手術が含まれています。可能な限り、お力になれるように治療いたします。
治療料金の目安
両眼
眼瞼下垂手術
鹿嶋先生 ¥990,000相川先生・土居先生・山名先生・菊地先生 ¥770,000上記以外 ¥330,000
上記の金額はすべて税込表示です。
オペ実施の場合、手術代金から自費診察料を差し引きます。
眼瞼下垂治療の副作用やリスク、注意事項
術中にまぶたの形を確認するため主に局所麻酔で行いますが、小児の場合など状況に応じて全身麻酔で行います。
術前に痛みを感じにくいように鎮静剤を使用することがあります。
局所麻酔で手術をおこなう場合、重い痛みを感じることがあります。痛みが辛いようであれば、麻酔薬の追加や鎮痛剤の投与で対応します。
複数回手術をされている方は痛みが強い傾向にあります。
できるだけ左右差を少なくするように手術を行いますが、完全に左右対称にはなりません。術後に左右差が大きい場合には再度縫合処置をしたり、再手術を行ったりする事があります。
術後徐々に傷痕は目立たなくなりますが傷痕が目立ったり、ケロイドになったりすることがあります。
術後に傷が離解した場合は再度縫合処置が必要です。
感染などで眼窩蜂巣炎になることがあります。
術中鎮静剤を使用した場合血圧低下、除脈、呼吸抑制などが起こることがあります。
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日本では眼形成の専門医師・専門施設が少なく、治療に対する情報量も少ないのが現状です。
その為多くの場合、病気や事故等によって目の周りの表情が変化した患者さんが自分の症状は治らないものだと思い込んでしまい、元の状態に戻す事を諦めてしまっている事が多いと感じています。
決して諦めないでください。まずは専門医にご相談ください。
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