公開日:2024.01.26
最終更新日: 2024.04.04
眼瞼下垂の手術前後の変化は
どのくらいありますか?
手術前後の変化はどのくらいありますか?
見た目の左右差を感じる要因として一番大切なのは二重の幅の違いです。そして、二重の幅に影響を及ぼす要因としては以下の4つがあります。
二重の幅に影響を及ぼす要因について
眉毛の高さ
目の上のくぼみ
余分な皮膚の量
まぶたの見開き具合
これらが術前後でどのように変化するのかにより、術後の二重の幅が変わってきます。
眼瞼下垂手術の治療症例①
術前はおでこに力を入れることで眼を開けようと頑張っていました。
①眉毛の高さ、②眼の上のくぼみ、④まぶたの見開き具合の左右差があり、二重の幅に左右差があります。
眼の印象の左右差が目立ちます。術後は①眉毛の高さが揃い、おでこの皺も薄くなっています。
また、②眼の上のくぼみは改善し、④まぶたの見開きも左右で揃っています。それに伴い二重の幅も左右で揃うことで眼の印象の左右差は解消されました。
眼瞼下垂手術の治療症例②
この方も同様におでこに力を入れることで眼を開けようと頑張っていました。その癖が手術しても治っていず、右眼は眉毛の高さもおでこの皺もほとんど変わっていません。
眼瞼下垂手術の治療症例③
この方も術前はおでこに力を入れることで眼を開けようと頑張っていました。
術後に眉毛の高さが下がりおでこの皺もかなり改善しました。
しかし、このように眉毛がさがることで皮膚のあまりが多くなってしまうことがあります。
このように左右同じように手術をしていてもそれぞれの要因がどの程度、変化するかには個人差があり手術をしてみないとわからない部分もあります。
自費診療の場合には術後にボトックスやヒアルロン酸、再手術などを組み合わせることで、この眼の印象の左右差の改善をしていきます。症例③のように術後に皮膚が被り、瞼が開けにくいなどの自覚症状がある場合には保険診療の場合でも手術は可能です。
眼瞼下垂かどうかセルフチェックしてみましょう
眼瞼下垂の原因としては、先天性眼瞼下垂、加齢、コンタクトレンズ使用、花粉症やアトピー性皮膚炎などでまぶたを強く擦ることの多い場合、眼科手術後などがあります。セルフチェックの方法としては、鏡を見ながらまばたきをして、「黒目がまぶたで隠れていないか」「おでこのしわがないか」、「眼を開けたときに眉毛が上がっていないか」を確認してみてください。
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公開日:2024.01.25
最終更新日: 2024.04.04
眼瞼下垂の原因とは?
眼瞼下垂の原因とは?
これらは全て眼瞼下垂症と診断された方です。
何らかの理由で眼を開いた時にまぶたがうまくあがらない病気です。加齢に伴うもの、先天性のものがあります。主な理由は①まぶたをあげる筋肉が弱い(挙筋機能低下)、②皮膚のたるみ(皮膚が多い)、③筋肉を動かす神経の異常があります。原因としては加齢、コンタクトレンズ装用、一重まぶたなどがあります。また、頭部疾患、神経疾患、内科疾患などが原因となることもあります。
眼瞼下垂になる主な理由
まぶたをあげる筋肉が弱い(挙筋機能低下)
皮膚のたるみ(皮膚が多い)
筋肉を動かす神経の異常
眼瞼下垂になるその他の理由
加齢
コンタクトレンズ装用
一重まぶた
頭部疾患
神経疾患
内科疾患
眼瞼下垂かどうかセルフチェックしてみましょう
眼瞼下垂の原因としては、先天性眼瞼下垂、加齢、コンタクトレンズ使用、花粉症やアトピー性皮膚炎などでまぶたを強く擦ることの多い場合、眼科手術後などがあります。セルフチェックの方法としては、鏡を見ながらまばたきをして、「黒目がまぶたで隠れていないか」「おでこのしわがないか」、「眼を開けたときに眉毛が上がっていないか」を確認してみてください。
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公開日:2024.01.25
最終更新日: 2024.04.15
眼瞼下垂の
セルフチェックリストと
なりやすい人の特徴
眼瞼下垂のセルフチェックとなりやすい人の特徴
ぜひ鏡の前で確認してみてください
眼瞼下垂の原因としては先天性眼瞼下垂、加齢、コンタクトレンズ使用、花粉症やアトピー性皮膚炎などでまぶたを強く擦ることの多い場合、眼科手術後などがあります。セルフチェックの方法としては、鏡を見ながらまばたきをして、「黒目がまぶたで隠れていないか」「おでこのしわがないか」、「眼を開けたときに眉毛が上がっていないか」を確認してみてください。
また、眼瞼下垂チェックリストで当てはまる項目がある場合には眼瞼下垂の可能性があります。見た目の変化に気づき、受診される方が多いですが、肩こりや頭痛に悩まされていた方が受診され、手術後に肩こりや頭痛がかなり良くなることも度々あります。眼瞼下垂かもと思った場合には受診をおすすめします。
眼瞼下垂セルフチェックリスト
まぶたが持ち上がらない
眼がしっかり開かない
視野が狭い
上の方が見えづらい
肩こりや頭痛が続く
あごが上がっている
眠たくないのに眠いか聞かれる
黒目がまぶたで隠れている
眼を開けたときに眉毛が上がっている
おでこに深い皺がある
二重の幅が広くなった
「眼瞼下垂」関連ページについて
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公開日:2023.12.30
最終更新日: 2024.04.04
眼瞼下垂について
よくある質問
眼瞼下垂とは?
これらは全て眼瞼下垂症と診断された方です。
何らかの理由で眼を開いた時にまぶたがうまくあがらない病気です。加齢に伴うもの、先天性のものがあります。主な理由は①まぶたをあげる筋肉が弱い(挙筋機能低下)、②皮膚のたるみ(皮膚が多い)、③筋肉を動かす神経の異常があります。原因としては加齢、コンタクトレンズ装用、一重まぶたなどがあります。また、頭部疾患、神経疾患、内科疾患などが原因となることもあります。
眼瞼下垂になる主な理由
まぶたをあげる筋肉が弱い(挙筋機能低下)
皮膚のたるみ(皮膚が多い)
筋肉を動かす神経の異常
眼瞼下垂になるその他の理由
加齢
コンタクトレンズ装用
一重まぶた
頭部疾患
神経疾患
内科疾患
眼瞼下垂になると、どんな症状が起こるの?
まぶたが重い、頭痛、肩こり、視野が狭くなる(上を見たときなど)、皮膚が被ることにより睫毛が内側に向くと(睫毛内反)、眼の表面が痛くなるなどがあります。見た目の変化としては、鏡を見た際に黒目の見える範囲が狭く感じる、頑張って眼を開けようと眉毛をもち上げるためおでこのしわが目立つ、目つきが悪いと言われる、眠くないのに眠いか聞かれるなどもあります。
眼瞼下垂になると起こる症状
まぶたが重い
頭痛
肩こり
視野が狭くなる(上を見たときなど)
皮膚が被ることにより睫毛が内側に向くと(睫毛内反)
眼の表面が痛くなる
眼瞼下垂になると起こる見た目の変化
鏡を見た際に黒目の見える範囲が狭く感じる
頑張って眼を開けようと眉毛をもち上げるため、おでこのしわが目立つ
目つきが悪いと言われる
眠くないのに眠いか聞かれる
眼瞼下垂の治療法は?
眼瞼下垂の治療法について
頭部疾患、神経疾患、内科疾患などが原因の場合にはそれぞれの病気の治療を優先します。
それ以外の場合には手術を行います。主な術式は以下の通りです。
まぶたをあげる筋肉が弱い場合→挙筋短縮術、前頭筋吊り上げ術
皮膚のたるみのみの場合→睫毛上皮膚切除、眉毛下皮膚切除
順番に説明していきます。
①まぶたをあげる筋肉が弱い場合:その程度に応じて手術の方法を選択します。
挙筋短縮術
適応:まぶたをあげる筋肉が弱い人
方法:まぶたの皮膚を睫毛から5mm程度の位置で切開し、余剰な皮膚があった場合には切除します。まぶたをあげる薄い膜状の筋肉をまわりの組織から剥がします。その後、瞼板という硬い組織に眼瞼挙筋腱膜を短くして縫い付けます。
実際の治療症例
挙筋短縮術症例①
まぶたが開いて黒目が見えて、眉毛も下がっています。
眠たそうな印象が改善しています。
挙筋短縮術症例②
まぶたが開いて黒眼が見えて、眉毛も下がっています。
若々しい印象になりました。
前頭筋吊り上げ術
適応:まぶたを上げる筋肉が極端に弱い人(主に先天性)
方法:上まぶたと眉毛上の2箇所を切開し、非吸収糸で縫合します。これによりおでこの筋肉(前頭筋)とまぶたをつなぎ、おでこの筋肉(前頭筋)の力を瞼へ伝えやすくして、眼を開けやすくする方法です。人工のシート(ゴアテックス)を使用する場合もあります。
実際の治療症例
糸による吊り上げ症例①
視力の発達の時期は決まっています。この時期に適切な刺激が入らないと、弱視になってしまいます。小児で瞳孔に瞼がかかってしまっている場合には早急に手術を行いまぶたをあげる必要があります。
糸による吊り上げ症例②
人工のシート(ゴアテックス)による吊り上げ症例①
人工のシート(ゴアテックス)による吊り上げ症例②
②皮膚のたるみ:二重の有無、まぶたの皮膚の厚み、性別など総合的に判断し術式を決定します。
睫毛上皮膚切除
適応:二重がない、二重にしたい、睫毛が眼に当たって痛いなど
方法:まぶたの皮膚を睫毛から5mm程度の位置で切開し、余剰な皮膚を切除します。二重を作成し、皮膚を縫合します。
実際の治療症例
睫毛上皮膚切除症例①
睫毛上皮膚切除症例②
睫毛上皮膚切除症例③
睫毛上皮膚切除症例④
睫毛上皮膚切除症例⑤
眉毛下皮膚切除
適応:二重がある、皮膚が厚い、外側のたるみが多い、印象を大きく変えたくない等
方法:まぶたの皮膚を眉毛の下で切開して、余剰な皮膚を切除し、皮膚を縫合します。
実際の治療症例
症例①〜③で外側の皮膚のたるみがかなりすっきりし、本来あった二重が見えるようになりました。
眉毛下皮膚切除症例①
眉毛下皮膚切除症例②
眉毛下皮膚切除症例③
眼瞼下垂手術における合併症について教えてください。
①眼の周りの腫れ、内出血
手術により、眼の周りの腫れや内出血(アザ)が起こります。腫れは2週間で8割程度改善しますが、完全な消退には約6ヶ月かかります。内出血の完全な消退には約4週間程度かかります。
②左右差
できるだけ左右差をなくすように手術を行いますが、人の手の仕事なので完成度には限界があります。完全に左右対称にはなりません。
術後に左右差が大きい場合には再縫合処置や再手術をすることがあります。再縫合処置や再手術の可能性は10%です。保険診療の場合にはその都度費用がかかります。
③低矯正、過矯正
術中に左右対称になるように、適切な眼の見開き具合で終了します。しかし、術後の診察で低矯正や過矯正と判断された場合には再縫合や再手術をすることがあります。
④再発
術後に再発することがあります。その場合には再手術となります。
手術は痛くない?
15歳以下の方の手術は日帰り全身麻酔、それ以外は局所麻酔で行っています。特に挙筋短縮術などの筋肉が関わる手術は術中に眼を開けていただき定量が必要になるため局所麻酔である必要があります。そこで当院では、痛みや不安を少しでも軽減するために、笑気ガスや静脈麻酔を組み合わせ、呼びかけで反応できる程度に眠ってもらいながら手術を行います。
眼瞼下垂手術の手術の所要時間は?
眼瞼下垂手術は1〜2時間前後
その日の混雑状況などによって前後しますが、手術の準備から手術室の退出までは大体1〜2時間前後です。手術時間自体は両眼で30分〜1時間程度です。
眼瞼下垂手術時間(両目)
約30分〜1時間
ダウンタイムは?
手術により、眼の周りの腫れや内出血(アザ)が起こります。腫れは2週間で8割程度改善しますが、完全な消退には約6ヶ月かかります。内出血の完全な消退には約4週間かかります。
手術翌日まではしっかりとクーリングをする、安静にするのが痛みや腫れを最小限に抑えるために重要です。視力が下がるわけではないので術後2日以降からはデスクワーク程度は可能です。
1〜2週間は腫れなどが目立つことが多いため接客業や営業など新しい人と会う方はお休みしていただくのが良いでしょう。
術後に傷を綺麗にするために気をつけることは?
創部は約半年かけて治っていきます。紫外線や摩擦などのストレスを避けることが傷を綺麗に治すために必要です。よって、軟膏を塗るなど保湿すること、紫外線に当たることを避けることが大切です。
お風呂は術後いつから入れる?
手術翌日からシャワー浴、洗顔、洗髪は可能です。入浴は術後3日目から可能です。創部を清潔に保つよう、軽く洗い流してください。
術後お酒は飲める?
飲酒により血行が良くなると腫脹や出血の原因となりますので、術後3日目以降にしましょう。
メイクはいつからできる?
アイメイクは術後2週間程度から可能です。
車の運転はいつからできる?
視力が下がるわけではないので眼の周りが腫れて視界が狭いうちは避けましょう。
運動はいつからできる?
激しい運動やほこりっぽいところでの運動は最低術後1週間はお休みしましょう。傷がある程度つくのに2週間程度かかります。よって術後2週間後以降が望ましいです。
コンタクトレンズはいつからできる?
術後2週間後程度で腫れが落ち着いてきたら可能です。
普段使っている目薬は使える?
特に手術前後で中止する必要はありません。
術後の軟膏はいつまで塗れば良い?
軟膏が眼の表面につくとぼやけて見えづらい感じになります。軟膏は瞼の傷に少量塗れば十分です。術後1週間程度は続けて下さい。
抜糸は必要でしょうか?
基本的には自然に溶ける糸で縫合していますので抜糸は不要です。2~4週間程度でとけてなくなります。自費の方など医師の判断で解けない糸で縫合している場合には術後1~2週間の診察の際に抜糸の処置をすることもあります。
術後の通院はどのくらい必要でしょうか?
当院では患者さんの負担軽減のため、①術後1~2週、②術後3か月の2回としております。ただし、①術後1~2週の診察時に調整が必要となった場合など通院回数が増えることもあります。
眼瞼下垂手術において、自費診療と保険診療の違いはありますか?
眼瞼下垂に伴う自覚症状(まぶたが開けにくい、上の方が見えづらいなど)がある場合には保険診療での手術が可能です。保険診療では瞼が重くて開けにくいという病気を治す目的で手術を行います。よって、術後に美容的な見た目の修正ができません。しかし、中には手術をせっかくするなら自分の理想の眼の形に近づけたいといった見た目についての要望が強い方もいらっしゃいます。そこで当院では自費診療での手術も可能です。自費診療の場合には症状の改善に加え、執刀医の選択、1年間の修正が可能という違いがあります。保険診療の場合、再発時にも症状があれば、追加手術はできますが他の病気での手術と同様にその都度料金がかかります。
手術前後の変化はどのくらいありますか?
見た目の左右差を感じる要因として一番大切なのは二重の幅の違いです。そして、二重の幅に影響を及ぼす要因としては以下の4つがあります。
二重の幅に影響を及ぼす要因について
眉毛の高さ
目の上のくぼみ
余分な皮膚の量
まぶたの見開き具合
これらが術前後でどのように変化するのかにより、術後の二重の幅が変わってきます。
眼瞼下垂手術の治療症例①
術前はおでこに力を入れることで眼を開けようと頑張っていました。
①眉毛の高さ、②眼の上のくぼみ、④まぶたの見開き具合の左右差があり、二重の幅に左右差があります。
眼の印象の左右差が目立ちます。術後は①眉毛の高さが揃い、おでこの皺も薄くなっています。
また、②眼の上のくぼみは改善し、④まぶたの見開きも左右で揃っています。それに伴い二重の幅も左右で揃うことで眼の印象の左右差は解消されました。
眼瞼下垂手術の治療症例②
この方も同様におでこに力を入れることで眼を開けようと頑張っていました。その癖が手術しても治っていず、右眼は眉毛の高さもおでこの皺もほとんど変わっていません。
眼瞼下垂手術の治療症例③
この方も術前はおでこに力を入れることで眼を開けようと頑張っていました。
術後に眉毛の高さが下がりおでこの皺もかなり改善しました。
しかし、このように眉毛がさがることで皮膚のあまりが多くなってしまうことがあります。
このように左右同じように手術をしていてもそれぞれの要因がどの程度、変化するかには個人差があり手術をしてみないとわからない部分もあります。
自費診療の場合には術後にボトックスやヒアルロン酸、再手術などを組み合わせることで、この眼の印象の左右差の改善をしていきます。症例③のように術後に皮膚が被り、瞼が開けにくいなどの自覚症状がある場合には保険診療の場合でも手術は可能です。
「眼瞼下垂」関連ページについて
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公開日:2021.11.02
最終更新日: 2024.04.20
眼瞼下垂手術
眼瞼下垂が起きる原因には大きく2種類あり、「皮膚のたるみによる眼瞼下垂」と「筋肉の弱りによる眼瞼下垂」です。重要なポイントはそれぞれの原因に応じた手術を行うことです。
当院の眼瞼下垂の治療について
眼瞼下垂のデザインは自然・ナチュラルを目指しています
僕はもともと眼科医です。眼科医になってから眼形成を学び、世界最高の水準にまで高めてきました。当院所属ドクターもほとんどはもともと眼科医です。
美容外科では「出来るだけ目をパッチリさせる」ことが正義ですが、僕ら眼科医の目標は「出来るだけ自然で機能的なまぶたを作る」ことが正義です。それは形状だけでなく、自然なまばたきが出来なければ、目が傷ついてしまうこともあるからです。この世に授かった形状や機能を妨げることなく、デザインすることを心掛けています。
眼瞼下垂の症状
こんな症状があったらたれマブタ(眼瞼下垂)かもしれません。
上まぶたが垂れてきて目を覆うようになってしまった状態を眼瞼下垂(たれマブタ)と言います。この状態になると、下記のような症状が出現します。
目が重い
二重の幅が広くなってきた
ハードコンタクトを使っている(いた)
肩こり、頭痛がひどい
眠そうだと言われる
目が細い
目つきが悪いと言われる
おでこのシワが目立つ
眼瞼下垂の手術を他院で受けたが、納得した仕上がりではなかった方へ
当院には、他院で治らない治せないと言われた方々がたくさんいらっしゃるのですが、他院で眼瞼下垂手術を行い、思いどおりの結果にならなかった方も数多く来院されます。
他院で修正することが難しいと判断された方でも、今まで来院されたほとんどの方が治療が可能ですので、まずは一度ご相談いただけたらと思います。
眼瞼下垂の修正手術をみる
眼瞼下垂の2つの原因
皮膚のたるみによる眼瞼下垂
たれマブタ(眼瞼下垂)の原因は、大きく分けて2つの種類があります。まず最初に皮膚のたるみによるものが挙げられます。これは、年齢とともに徐々に皮膚が伸び、たるんでしまったものです。
もともと一重まぶたであった方に起こりやすく、おでこに深いシワが目立ち目の形が八の字になってイラストのような表情になります。これを皮膚のたれマブタと言います。
筋肉の弱りによる眼瞼下垂
一方で、まぶたを上げる筋肉が弱くなってしまうタイプのたれマブタ(眼瞼下垂)もあります。年齢とともに筋肉が伸びてしまい、それを補おうと眉毛が上がってしまいます。
ハードコンタクトレンズを装用している方、過去に装用していた方がなりやすいです。これを筋肉のたれマブタと言います。
眼瞼下垂の治療
治療はそれぞれの原因に応じた手術を行うことです。
皮膚のたれマブタ(眼瞼下垂)の場合
皮膚のたれマブタの場合には、垂れてしまった皮膚をまつ毛の上で切除し、それ以上下がって来ないように二重まぶたを作成します。場合によって脂肪の切除も行います。もともと二重まぶたであった方の場合には、眉のすぐ下を切開する眉毛下皮膚切除を行う場合もあります。重度の場合には、その両方が必要になることもあります。
筋肉のたれマブタ(眼瞼下垂)の場合
筋肉のたれマブタの場合には、伸びてしまった筋肉をまぶたが機能的に上がるような位置に縫い直すことで治療します。同時に皮膚を切除することもあります。軽度の場合には皮膚を切開せず、目のうら側から行うこともあります。
当院が提供する治療の特徴
手術件数が多く、経験が豊富
当グループでは保険と自費含め年間5017件(2023年1月から12月まで:総手術数10,000件以上のうち)の眼瞼下垂手術を手掛けております。この手術件数は国内のみでなく、海外も含めて多いです。
患者さんごとに合わせた美しいデザイン
眼瞼下垂手術は、目の形状を変化するため、その人の人生がかかっている非常に重要な手術です。デザインが適切に行われなかった場合には、人生が変わってしまうこともあるのです。そのため、患者さんに合ったまぶたにするためには、たくさんの「経験」や「技術」が必要になります。
他院での失敗・やり直しにも対応
今までに手術を受けたことが無い方はもちろんのこと、他の医療機関で治らなかった、もしくは失敗してしまった方の修正手術も数多く手がけております。
決して諦めないでください
当院では膨大な手術症例数に基づいた経験や技術を活かし、患者さん個々人のまぶたの状態に合わせた治療を行っています。どうぞ安心してご来院いただけたら幸いです。
お問い合わせはこちら
眼瞼下垂手術の症例
皮膚のたれマブタへの手術
皮膚のたれマブタでは、余った皮膚を取り除くことと、二重まぶたを作ることが目的です。
まぶたの皮膚をまつ毛の上5〜6mm程度の位置で切開し、余っている皮膚を切除します。その後、二重まぶたを作製し皮膚を縫合します。同時に脂肪を切除する場合があります。
この方法のメリットは皮膚を切除し二重まぶたを作り直すことが出来ることです。もともと一重まぶたや奥二重まぶたの方は作り直した方が綺麗に仕上がります。
それから、皮膚の切除には眉毛の下を切開して皮膚を切除する方法もあります(眉毛下皮膚切除)。眼瞼の皮膚が分厚いため、まつ毛の上で切開すると二重まぶたも分厚くなってしまい不自然になることが予測できる方は、眉毛下皮膚切除が望ましいです。
この方法では自分の二重まぶたが露出されるので、皮膚がたるむ10年くらい前のご自身の自然な目の印象になります。眉毛下皮膚切除ではキズが体表にあるため、デザインに加え切開・縫合の技術という基本中の基本の力量が最重要視されます。力量が無ければ、キズが目立ってしまうためです。当院ではキズを目立たないように最大限の注意を払っています。
眉下切開の当院と他院の比較
適切なデザインや縫い方には高い技術力・豊富な経験が求められる
切って縫うだけの単純な術式ですが、デザインや縫い方にコツがあります。 年齢によって徐々にたるみが増えるため、高齢になるほど目の横幅を大きく超えて目じりの皮膚まで切除しないと、逆に術後に目じりのしわが増えたように感じてしまうことがあるのです。
手術直後には腫れがかなり強く出ますが、2週間で8割程度の腫れが引きます。残りの腫れは6か月くらいかけて徐々に引いていきます。
1.目の形状が「ハの字」
術前
皮膚のたれマブタにより目の形状が「ハの字」のようになってしまっている。目つきも暗く見られてしまう。
術後
皮膚のたるみが取れ、二重まぶたになっています。目に光が入るようになったため、目つきが改善したのがわかります。
2.目つきが悪く感じてしまう
術前
若い人にも皮膚のたれマブタは起こります。生まれつきの一重まぶたであると皮膚がたるんで目に被さってしまいます。目つきも悪く感じてしまいます。
術後
黒目が大きく露出するようになり、楽に目を開くことが出来るようになりました。目つきも良くなったのがわかると思います。
3.眉毛が上がり、おでこにシワが出来る
術前
皮膚のたれマブタにより、眉毛が上がり、おでこにシワが出来てしまっています。
術後
皮膚を切除し二重まぶたを作成しました。眉毛が下がり、まぶたの皮膚の面積がかなり減っているのがわかります。おでこのシワが消え、表情が良くなっています。まだ術後2週間ですので少し腫れや赤みが残っています。
4.まぶたが脂肪によって膨れている
術前
皮膚のたれマブタがあり、黒目が小さくなっています。まぶたが脂肪によって膨れています。
術後
まぶたの皮膚と脂肪を切除し、二重まぶたを作成しています。同時に目頭切開(内眥形成術)も行っているため、かなり目が大きくなってスッキリした目つきになっています。
5.まぶたの形状に左右差がある
術前
皮膚のたれマブタがあり、まぶたの形状の左右差が出来ています。
術後
左右均等な二重まぶたを作成すると、きれいな目つきになりました。
6.他院で受けた眼瞼下垂手術(挙筋短縮)の修正手術
術前
他院で眼瞼下垂手術(挙筋短縮)を行ったが、まぶたの重さが取れないとのことで来院しました。黒目は正常に露出していますが、皮膚が余って被ってしまっています。切開線が細かいシワになってまぶたがガタガタになっています。
術後
まぶたの皮膚を適切に切除し、二重まぶたを作成しました。自然な表情になっています。このようにデザインには多くの経験が必要なのです。
眉毛下皮膚切除の症例写真
7.目がすべて影になってしまっている
術前
皮膚のたるみがあり、目じりにかけてほとんど目が影に隠れてしまっている
術後
皮膚のたるみが取れ、目がしっかり開いている。キズはほとんどわからなくなっています。これからさらに綺麗になっていきます。
術前
年齢とともに皮膚がたるんでいるため、中央から目じりにかけてほとんど目が開いていないように見える。
術後
眉毛下で皮膚を切除したため、目を開くことが出来るようになった。3か月目だが傷はほとんど目立ちません。これからさらに綺麗になっていきます。
8.ナチュラルにたるみを無くしたい
術前
皮膚弛緩があり、目じりにかけて皮膚のたるみが出ているのが分かります。まぶたの脂肪もあるので切除の選択肢もありますが、自然な仕上がりを希望され大きく変化することを希望されなかったので眉毛下皮膚切除を選択しました。
術後
目じりにあった皮膚のたるみは取れ、二重幅も広くなっています。眉毛下に出来た傷はほとんどわかりません。これからさらに綺麗になっていきます。
術前
年齢とともに皮膚がたるみ、奥二重のようになっています。
術後
目じりのたるみが取れ、すっきりとした目つきになりました。すでに創部はほとんどわかりません。これからさらに綺麗になっていきます。
9.眉毛が吊り上がっている
術前
皮膚のたるみがあり、自然と眉の外側が上がっています。
術後
皮膚のたるみが取れたことで、眉の位置が本来の場所に変化しています。目の上の皮膚の量が減少していることがわかります。
術前
皮膚のたるみがあり、眉の外側が上がっていることが分かります。
術後
眉は自然な位置に戻りました。皮膚を引き上げているため目じりのシミの位置が変化しています。キズはまだ赤いですが今後数か月かけて徐々に消滞していきます。キズは体質により目立たない場合も目立ちやすい場合もあります。
10.目つきが眠そうと言われる
術前
皮膚のたるみと筋肉のたるみの両方があり、見開きが悪くなっています。眉毛下での皮膚切除と、筋肉の短縮術を行いました。
術後
目はきれいに見開けるようになり、皮膚のたるみも取れています。キズはほとんど目立ちません。
術前
皮膚のたるみと筋肉のたるみの両方があり、見開きが悪くなっています。
術後
目はきれいに見開けるようになり、皮膚のたるみも取れています。キズはほとんど目立ちませんがこれからさらに綺麗になります。
11.皮膚がまるで傘のよう
術前
皮膚のたるみが傘のようになっているため、目がほとんど影に隠れてしまっています。このように分厚いまぶたの場合に眉毛下皮膚切除が良い適応になります。
術後
皮膚のたるみが取れ、目に光が入るようになりました。キズはほとんど目立ちません。
術前
皮膚のたるみが傘のようになっているため、目がほとんど影に隠れてしまっています。
術後
皮膚のたるみが取れ、目に光が入るようになりました。本来あった二重が露出するようになりました。キズはほとんど目立ちません。
筋肉のたれマブタへの手術
腱膜性眼瞼下垂への手術は、伸びてしまった腱を若い時の位置に縫い直すことで改善することが出来ます(挙筋短縮術)。
手術と同時に余分な皮膚の切除や、重さの原因となっている脂肪の切除を行うこともあります。
手術時間は重症度に応じて片側10分から30分程度かかりますが、静脈麻酔による鎮静を使い、痛みや時間を感じないように工夫をしています。
1.筋肉のたるみによりまぶたが開かない
術前
筋肉のたるみによりまぶたが開かない。黒目が小さく、眉毛が上がっているために、おでこのしわが多くなっています。
術後
黒目が大きくなり、眉毛が上がらなくなったため、おでこのしわも無くなっています。(下眼瞼の手術も同時に施行しています)
2.右のたれマブタ(眼瞼下垂)
術前
右のたれマブタ(眼瞼下垂)により、二重幅が非常に広く、眉毛も上がっています。右のみが悪いように見えますが、左も軽度のたれマブタがあるので両側とも同時に手術を行っています。
術後
両側ともたれマブタは改善し、左右差はほぼ解消しました。
3.たれマブタにより黒目が小さい
術前
たれマブタにより黒目が小さく、二重幅が広く、眉毛が上がって、おでこにシワが出来てしまっています。
術後
黒目が大きくなり、眉毛が下がっておでこのシワが減り、二重幅は自然な状態になっています。
4.顔全体にたるみが出ている
術前
筋肉のたれマブタにより黒目が小さくなり、二重の幅が広くなっています。顔全体にたるみが出ているため、年齢よりも老けて見えてしまっています。
術後
たれマブタの手術を行い、その後に顔全体へヒアルロン酸注入を行いました。全体的にハリとツヤが出て、素敵なお顔になりました。このように当院では眼瞼下垂に加えて美容注射も行っています。
5.二重幅が広い
術前
たれマブタ(眼瞼下垂)により黒目が小さくなり、二重幅が広くなっています。
術後
両側の手術後、左右差は消失し、黒目が正常に開いています。
6.左右差の大きいたれマブタ
術前
左右差の大きいたれマブタ。左目のたれマブタが重症であり、二重の幅が左右で大きく異なります。
術後
両側とも同じように手術することで、左右差を軽減することが出来ました。二重の幅も左右でほとんど同じになりました。
治療紹介動画をご紹介
Youtube公式チャンネルで治療動画を公開しています
当院は、皮膚を切らない眼瞼下垂手術(経結膜挙筋短縮術)が可能です。
余剰皮膚の少ない、比較的若い年代のかたにお勧めします。
治療料金の目安
両眼
眼瞼下垂手術
鹿嶋先生 ¥990,000相川先生・土居先生・山名先生・菊地先生 ¥770,000上記以外 ¥330,000
上記の金額はすべて税込表示です。
オペ実施の場合、手術代金から自費診察料を差し引きます。
眼瞼下垂治療の副作用やリスク、注意事項
術中にまぶたの形を確認するため主に局所麻酔で行いますが、小児の場合など状況に応じて全身麻酔で行います。
術前に痛みを感じにくいように鎮静剤を使用することがあります。
局所麻酔で手術をおこなう場合、重い痛みを感じることがあります。痛みが辛いようであれば、麻酔薬の追加や鎮痛剤の投与で対応します。
複数回手術をされている方は痛みが強い傾向にあります。
できるだけ左右差を少なくするように手術を行いますが、完全に左右対称にはなりません。術後に左右差が大きい場合には再度縫合処置をしたり、再手術を行ったりする事があります。
術後徐々に傷痕は目立たなくなりますが傷痕が目立ったり、ケロイドになったりすることがあります。
術後に傷が離解した場合は再度縫合処置が必要です。
感染などで眼窩蜂巣炎になることがあります。
術中鎮静剤を使用した場合血圧低下、除脈、呼吸抑制などが起こることがあります。
眼瞼下垂手術 同意書
眼瞼下垂(挙筋短縮)手術を受けられる患者さん、ご家族のみなさまへ
この説明書は、眼瞼下垂(挙筋短縮)手術について説明したものです。 わからないことがありましたら、担当医にお尋ねください。 治療を受けられる場合は、下記に「同意書PDF」を用意しておりますので、一度目を通していただき署名をお願いいたします。
皮膚のたるみによる眼瞼下垂
筋肉のたるみによる眼瞼下垂
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