Oculofacial Clinic Tokyo#加齢

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公開日:2024.03.26 最終更新日: 2024.04.04

目の下のクマとは?

目の下のクマは、顔の中のシワや影の中でも見た目に大きな影響を与えるのが下まぶたのクマです。下まぶたにクマがあると疲れたように見えてしまいます。 下まぶたのクマの治療を考えるためには、まずクマがどうして形成されるかを考える必要があります。 盲目的にヒアルロン酸注射や脂肪注入などの注入治療を繰り返すと、不自然な下まぶたを形成してしまうことになるのです。 当院での治療について 当院では米国への臨床留学から得た世界の最新の知見を提供しており、下まぶたのクマに対して腫れや出血が少なく、身体のダメージの最も少ない結膜からの手術を行っています。 出来るだけ身体の負担が軽く、より自然な下まぶたをご希望の場合には、是非一度ご相談ください。 下まぶたのクマの原因 小さい子供にクマが無いことから分かるように、下まぶたのクマの原因は加齢に伴う「たるみ」です。では、なぜ「たるみ」がクマの原因になるのでしょうか? それを理解するには、加齢に伴う皮膚の変化と、その深部にある脂肪の変化、そして靭帯の存在を理解する必要があります。 まぶたの皮膚 まぶたの皮膚は、人体の中でペニスの包皮や鼠径部の皮膚と並んで最も薄いのです。 コラーゲン(膠原線維)、エラスチン(弾性線維)とグリコサミノグリカン(ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸など)の量が少ないことがその理由です。 ただ下まぶたは頬部と比較して皮膚が薄く、その奥にある筋肉も部位や厚みが異なるので、まぶたと頬の皮膚の色調は、そもそも異なっているのです。 まぶたの脂肪(眼窩脂肪) 下まぶたの深部にある眼窩脂肪は薄い線維状の膜に囲まれた3つの区画(fat pad)に分かれています。鼻側と中央の脂肪の間には下斜筋が、中央と耳側の脂肪の間にはarcuate expansionと呼ばれる弓状の線維が走っており、それぞれの眼窩脂肪の区画を分けています。 3つの区画のうち最も内側の区画の脂肪は、色調が他の区画脂肪によりも白色調であり、それは脂肪の組成が異なるためであるとされる。 眼のまわりと頬の靭帯 下まぶたに起こる様々な変化について考えるためには、下まぶたから頬部の支持構造を理解することが不可欠で、これにあたり、2つの重要な靭帯を知っておく必要があります。 ①眼窩頬部靭帯(orbitomalar ligament:OML) 眼瞼と頬の接合部は眼窩下縁のレベルにあり、眼窩頬部靭帯の位置と一致しています。これは、眼窩下縁において骨と皮膚とをつなぐ構造になっています。この靭帯は後述するfestoonが発生する領域の上の境界線となる。 ②頬部皮膚靭帯(zygomaticocutaneous ligament:ZCL) 加齢による頬部の変化で斜め下に向かうのはmidcheek groove(通称;ゴルゴ線)と呼ばれる頬の中央のひだです。この頬部の中央にある隔膜を、zygomaticocutaneous ligament(ZCL)と呼び、festoonが発生する領域の下の境界となっています。 眼窩頬部靭帯と頬部皮膚靭帯の位置 以上が下まぶたの治療に必要な解剖学的構造であり、この構造を熟知していることが治療を行う際に重要です。 加齢に伴って起こる変化 a.眼窩脂肪の脱出(orbital fat prolapse) 加齢に伴い、下眼瞼のふくらみが増大します。これは主として眼窩隔膜が弱くなり脂肪が脱出することによりますが、皮下脂肪や皮膚の菲薄化によって、より目立ちやすくなります。眼窩脂肪脱出は特に上方視で目立ちやすくなります。 b.眼瞼浮腫(eyelid fluid) まぶたの浮腫は、脂肪脱出と同じ部位に起こるため、脂肪脱出との違いをどう見分けるかが重要であるが、これらを鑑別するポイントを以下に示す。眼瞼浮腫は起床時もしくは塩辛い食事の後に悪化するとされます。しばしば紫色を示します。 c.下眼瞼の突出(lower eyelid bulge) 上記の眼窩脂肪脱出や眼瞼浮腫によるふくらみによる下眼瞼の変化を指す。 d.Tear trough deformity Tear troughとは、眼窩下縁内側のくぼみのことを指し、頬の下降、皮膚や皮下脂肪の菲薄化、同部位の筋肉の起始部の萎縮などがあるとより目立ちやすくなるといわれています5)。 Tear troughは少し外側にいくと、2つのくぼみに分かれ、前者はpalpebromalar groove、後者はnasojugal grooeと呼ばれる。 e.Midcheek groove Zygomaticocutaneous ligamentによって形成される、palpebromalar grooveよりも下方に形成されるくぼみを指す。 f.皮膚の弾力性低下(loss of skin elasticity) 皮膚の弾力性低下は、色と質感の変化をもたらしtear trough、festoonといった凹凸の変化をよりきわだたせる。 g.眼輪筋の突出(Orbicularis Prominence) 眼輪筋は、皮膚の弾力性低下と組み合わさって、動的および静的な細かいシワの形成に寄与する。多くの患者は笑顔により強調される水平線あるいは斜め線を気にするが、これは欧米人よりもアジア人の患者においてより一般的とされる。 h.Malar moundもしくはfestoon Malar moundは、先述のtear troughとその外側の凹みにより囲まれる三角形の部分を指す。また、この部分において皮膚や眼輪筋の弾力性が失われて垂れ下がった状態をfestoonと呼びます。 i.頬側浮腫(Malar edema) 眼窩下縁より下の、頬の隆起の上に溜まる液体のこと。眼瞼浮腫と同様に起床時や塩辛い食事の後に目立つ可能性があり、時にはわずかに青みがかった変色があるとされます。 Goldbergらは上記の項目のうち眼窩脂肪脱出、tear trough、皮膚の弾性低下、眼瞼浮腫、眼輪筋の突出、頬の膨らみの6項目がどれぐらい老化した印象に影響するかを調べ、tear troughと眼窩脂肪脱出、皮膚のたるみの3つがより重要であると結論付けています。 症例:80代女性 症例:70代男性 症例:70代女性   目の下のクマ治療

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公開日:2024.01.25 最終更新日: 2024.04.04

眼瞼下垂の原因とは?

眼瞼下垂の原因とは? これらは全て眼瞼下垂症と診断された方です。 何らかの理由で眼を開いた時にまぶたがうまくあがらない病気です。加齢に伴うもの、先天性のものがあります。主な理由は①まぶたをあげる筋肉が弱い(挙筋機能低下)、②皮膚のたるみ(皮膚が多い)、③筋肉を動かす神経の異常があります。原因としては加齢、コンタクトレンズ装用、一重まぶたなどがあります。また、頭部疾患、神経疾患、内科疾患などが原因となることもあります。 眼瞼下垂になる主な理由 まぶたをあげる筋肉が弱い(挙筋機能低下) 皮膚のたるみ(皮膚が多い) 筋肉を動かす神経の異常 眼瞼下垂になるその他の理由 加齢 コンタクトレンズ装用 一重まぶた 頭部疾患 神経疾患 内科疾患 眼瞼下垂かどうかセルフチェックしてみましょう 眼瞼下垂の原因としては、先天性眼瞼下垂、加齢、コンタクトレンズ使用、花粉症やアトピー性皮膚炎などでまぶたを強く擦ることの多い場合、眼科手術後などがあります。セルフチェックの方法としては、鏡を見ながらまばたきをして、「黒目がまぶたで隠れていないか」「おでこのしわがないか」、「眼を開けたときに眉毛が上がっていないか」を確認してみてください。 「眼瞼下垂」について関連記事はこちら

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眼形成外科 【オキュロフェイシャルクリニック 東京】
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