2021.01.13
バセドウ病眼症、発症前の写真を持ってくることの意味
バセドウ病眼症、発症前の写真を持ってくることの意味 当院にバセドウ病眼症で来院される時は かならず発症前の写真を持ってきてもらいます 以前の目の状態が分からなければ いくら本人が変化したと言っても それを客観的事実としてとらえること出来ないからです だから必ず持ってきてもらい 現在の状態との差異を確認するようにします バセドウ病なら当たり前のことだと思います でもですよ 奇妙なことに、他の医療機関で写真持ってきてと言われたことがある方が少ない いや、ほとんどいない というか個人的な経験では皆無です 眼科でも内科でも 患者さんが「こんなに変わってしまった」と言うなら 発症前の写真を見て、確認しないといけないはずなのにそれをしないで 「大したことない」「気にならない」 と簡単に言ってしまう病院が多い 当院にはストレートに来られる方よりも そういう医療機関で埒が明かなくて自分でネット調べて 来院される方が多いので、そういう時に訊くんです 「前のところで写真持ってきてって言われた?」って ホントに、何度も書きますが(笑) 写真持って来いって言われた人、皆無です 医師も医師で、なんで確認しないのかなあって思うんですよね 自分が分からないことをそのままやり過ごそうしている そういう医師は、間違いなく眼球突出の治療に前向きでは無いので 早々に諦めて、写真を持ってきて、と言ってくれる医療機関に行くと良いと思います