東京都中央区銀座の眼科形成外科 オキュロフェイシャルクリニック東京|眼科・形成外科

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医院ブログ

術後の複視

19.01.17

カテゴリ:医院ブログ

眼窩減圧術はバセドウ病眼症の眼球突出に対する唯一の根治的治療です。
眼球陥凹によってほとんどバセドウ病眼症のほとんどすべての問題が解決します。
顔つき、ドライアイ、涙目、充血、痛み、視力低下。

とても良い手術なのですが、手術なので合併症も起こりえます。
手術を受ける側として最も留意していただきたいのは術後の複視についてです。
今回は術後の複視について記載したいと思います。

現在行っている増えた眼窩脂肪を切除する現在の手術方法は
もともと台湾のLiao先生が発表された方法をもとにアレンジを加えて行っています。
Liao先生の論文ではもともと複視がなかった方の手術で
日常生活で自覚する程度の複視の発生率は3%前後、とされています。

現在当院ではアレンジした方法で行っています。
それは、眼を動かす外眼筋周囲の脂肪を残して脂肪切除するというものです。
この方法では日常生活に影響のある正面での複視はほぼ発生しません。
ただし周辺複視(上下左右最大限見たときの複視)は大なり小なり起こることが多いのでその点については留意していただかなければなりません。
また、筋肉周囲の脂肪を残す分だけ、奥から切除しなければならないので視力・視野障害は起こりえるかもしれません。

今までのデータを昨年末の香港の学会で出しましたのでそれをご紹介します。

どこを見ると複視が出るかを測る両眼単一視野という検査があります。
両側の眼窩減圧術を行った115例の結果を計測したのですが、正面から何度離れると複視になるかという数字を採取しました。

術前は 35.4度でした。 つまり正面から35.4度まで複視が出ないという状態ですが、
術後1か月 25.0度
術後3か月 28.9度
術後6か月 30.8度 でした。

こうしてみると直後は周辺を見たときの複視が出ますが、
その後徐々に改善することが分かります。そして術前の値までは戻りません。
30度の範囲では日常生活で複視を感じませんから術後半年待ってもらう必要があるということだと思います。
これは平均値なので良い人も悪い人もいることはご留意ください。
ちなみに開業からいままで、新しく発生した複視で斜視手術が必要になった人はいません。
つまり正面での新規複視発生率はゼロです。

引き続き、出来るだけデータで話せるようにしていきたいと思います。

2018年手術実績3011眼(1月~12月;眼形成手術のみ)
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/

バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」
https://oculofacial.page.link/pamphlet
kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS

昨年の手術件数が3000眼を超えました。

19.01.09

カテゴリ:ブログ

昨年の手術件数が3000眼を超えました。

2018年の手術の集計が上がってきました。
これは2018年1月から12月までの合計の件数になります。
なんと手術件数の2院での合計が3000眼を突破し、3011眼でした。

前橋が順調に増えたことと、東京が新たに加わったことによります。
眼形成手術が必要な患者さんがどれだけ溢れているかの一つの指標になりますね。

眼科の手術実績で言えば、大学病院に匹敵するか、これを大幅に上回る件数になります。

http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/gaiyo/h26/achievement.html
http://www.aichi-med-u.ac.jp/hospital/sh04/sh0402/sh040217/index.html
https://www.hosp.kurume-u.ac.jp/medical/ophthal/

これからも患者さんに必要とされている医療は何かを真摯に考え、
それを提供することに真剣でありたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2018年手術実績3011眼(1月~12月;眼形成手術のみ)
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/

バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」
https://oculofacial.page.link/pamphlet

バセドウ病眼症の解説書

19.01.05

カテゴリ:ブログ

去年は一言では言い表せないくらい、さまざまなことがありましたが
その中でもバセドウ病眼症の本を出せたのはとても良かったです。

医師の集う学会では書店が何件か参加します。
医学書は一般的に流通していませんから
医師は学会の書店で本を買うことが多いのです。

臨床眼科学会という眼科の大きな学会の書店で売ることが出来たのと
甲状腺学会という内科の先生方の学会では
さらにそれが売り切れたということと、
ある医師に、なんで売り切れるんだ、と逆切れされたと聞きました。

患者さんはもちろんですが眼科医にも内科医にも知ってもらいたくて作ったものなので
そんな反響にびっくりしました。

当初作った1000部が売り切れたので
重版1000部作らせてもらっています。

最近、本の紹介しているページがかなり後ろのほうに行ってしまっているので
ここで改めて紹介させてください。

バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
https://oculofacial.page.link/pamphlet

本の価格は300円ですが、レターパックで送るのに350円かかります。
送料のほうが高い!(笑)

本の値段は出来るだけ下げたかったので製本料のみしかいただいてなく

かつ採算トントンでさせてもらっています。(デザイン料などは自分持ちで)
1時間で読み終わるような内容で、出来るだけ平易な文章に仕上げています。

昨年度実績2000件(うち眼瞼下垂手術941件、眼窩減圧250件)
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/