Oculofacial Clinic Tokyo#眼窩脂肪減圧術

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公開日:2021.11.02 最終更新日: 2024.05.07

眼窩減圧術
出目・はなれ目修正

眼球突出の方々を対象に目の奥の脂肪や骨を切除する眼窩減圧術は、バセドウ病ではない生まれつきの眼球突出に対しても行うことが出来ます。 眼窩(がんか)減圧術による治療 バセドウ病ではない眼球突出 眼窩減圧術はバセドウ病ではない生まれつきの眼球突出に対しても行うことが出来ます。 生まれつき目が飛び出ているように見える眼球突出がある方は、目が出ているのではなく目の周りの骨の発育が良くなかったために、目が出ているように見えているだけである可能性が高いです。 バセドウ病の検査を行っても異常ではなかった場合に生まれつきの眼球突出という診断になります。 当院ではバセドウ病の眼球突出の方々を対象に目の奥の脂肪や骨を切除する眼窩減圧術という手術を行っていますが、その技術を応用し生まれつきの眼球突出(出目)の方々への手術も行っています。 ただし生まれつきの眼球突出に健康保険を使うことは出来ませんので全額自費になってしまいますが、目が大きすぎる方は目を小さく控えめに変えるとチャーミングな目にすることが出来る可能性が高いです。 費用 両眼/片眼 眼窩(がんか)脂肪減圧術 鹿嶋先生 ¥1,980,000相川先生・土居先生・山名先生・菊地先生 ¥880,000上記以外 ¥440,000目のクマへの脂肪移植+¥220,000 自費モニター価格*1 20%オフ *1ホームページなどで写真が公開されます。必ず術後の通院が必要です。 生まれつきの眼球突出の症例 生まれつきの眼球突出の症例を説明  治療前後の写真を比較 術前 眼が大きく、目立ちすぎている印象があります。白目の面積が大きく、三白眼のようにも見えています。また目がすこし離れているようにも見えます。 術翌日 術翌日の写真です。目が窪み、白目の面積が減っているのが分かります。両目の距離も近づき、バランスが良くなりました。下まぶたが黒いのは内出血です。 分かりやすく、拡大します 術前 分かりやすいように写真を拡大しました。白目の面積が大きく、角膜と下まぶたの間にも白目がある状態です(三白眼)。 術翌日 術翌日の写真です。上のまぶたが窪み、白目の面積が減っているのが分かります。下まぶたと角膜の間の白目は無くって、三白眼が解消しています。下まぶたが黒いのは内出血です。 次に斜めからの写真を見てみます 術前 目が非常に大きいのが目立ちます。目の小さい人にとってはうらやましいくらいだと思いますが、大きすぎるのも悩みの種になるのです。 術翌日 術翌日の写真では白目の面積が減り、目が大きいという印象は無くなりました。穏やかな印象に変化しています。 右眼の写真を拡大します 術前 眉毛の位置と眼球の位置はほぼ同じ高さです。 術翌日 術翌日です。眼球がへこむことで上のまぶたがへこみ、その結果白目の面積が小さくなりました。 眼窩(がんか)減圧術の手術例 症例写真を用いて眼窩(がんか)減圧術を説明 治療前後の写真を比較 術前の写真をご注目ください。二重瞼の綺麗な目だが、白目の露出が多く、上のまぶたがやや腫れぼったい印象でこれらの改善を希望されて来院されました。 次に、術後1ヶ月の写真をご覧ください。 まだ下まぶたや白目に出血の痕が残っています。出血が消えるのに通常3-4週間かかります。目が凹むことで目が優しい印象になっているのがわかります 分かりやすく、拡大します 術前 上のまぶたの膨らみがあり、すこしぽっちゃりとした印象があります。白目の面積も大きいです。 術後 下のまぶたからの眼球の後ろの脂肪切除2週間です。白目の出血と下まぶたの出血が残っています。白目の面積が少なくなっています。また目が凹んだことで、上のまぶたと下のまぶたが両方とも目にかぶさるようになって、茶目の露出が少なくなっています。 次に斜めからの写真です。 術前 二重瞼の綺麗な目だが、白目の露出が多く、上のまぶたがやや腫れたような形状となっています。 術後 白目の面積を比較すると、術後には白目の面積が少なくなっています。目が少し小さくなったため、綺麗な目つきになっています。上のまぶたもスッキリしています。 左眼に注目してください 治療前後の写真を比較 斜めからの写真で、左上まぶたを比較すると、腫れぼったさが消え、眉毛よりも突出していた上まぶたが、術後には眉毛よりも凹んだことが分かります。 このように、生まれつき目が大きくて(出目)、それを修正することも当院では行っております。同様のことでお困りの方がいらっしゃたら是非一度ご相談ください。 治療費 両眼/片眼 眼窩(がんか)脂肪減圧術 鹿嶋先生 ¥1,980,000相川先生・土居先生・山名先生・菊地先生 ¥880,000上記以外 ¥440,000目のクマへの脂肪移植+¥220,000 自費モニター価格*1 20%オフ *1ホームページなどで写真が公開されます。必ず術後の通院が必要です。 リスク 合併症のリスク 出血、感染、複視、視野障害、視力障害、全身麻酔 他、眼窩(がんか)減圧術の症例 症例1 約20歳女性 術前 目が大きく突出し、白目の面積が広い状態。 術後 目は小さくなり、白目の面積も小さくなりました 術前 目が大きく突出し、白目の面積が広い状態。 術後 目はが小さくなったため、白目の赤みも軽減しています 症例2 約30歳男性 術前 目が突出し、上まぶたが膨らみ、下まぶたはクマが出来ている。 術後 目は小さくなり、上まぶたの膨らみと下まぶたのクマが改善している 術前 上まぶたが膨らみ、下まぶたはクマが出来ている 術後 目は小さくなり、上まぶたの膨らみと下まぶたのクマが改善している 症例3 約40歳男性 術前 目が突出し、上のまぶたは膨らんでいる。 術後 目は凹んで小さくなった。上のまぶたの膨らみは軽減した。 症例4 約50歳男性(他院で右顔面神経麻痺に対して複数回手術後) 術前 目が突出し、上のまぶたは膨らんでいる。右眉毛上に明瞭な手術創がある。右下眼瞼は筋膜移植など複数回の手術が行われたが外反が残存している。 術後 目は凹んで小さくなった。上のまぶたの膨らみは軽減した。右下眼瞼外反は改善し目の形状の左右差が解消している。 治療料金の目安 両眼/片眼 眼窩(がんか)脂肪減圧術 鹿嶋先生 ¥1,980,000相川先生・土居先生・山名先生・菊地先生 ¥880,000上記以外 ¥440,000目のクマへの脂肪移植+¥220,000 自費モニター価格*1 20%オフ *1ホームページなどで写真が公開されます。必ず術後の通院が必要です。 上記の金額はすべて税込表示です。 オペ実施の場合、手術代金から自費診察料を差し引きます。 この治療に伴うリスクとその発生率 手術により創部に内出血が起こります。内出血は最初赤いアザのようになっていますが、黄色く変色し重力に伴って皮下を下方に移動しながら約3週間で消退します。腫れの消退は最初の2週間でほぼ程度改善します。完全な消退には約半年かかります。創部に血腫ができた場合は除去手術が必要です。 術前に複視が無い場合、手術後には眼球運動障害が出現し2重に見えます。翌日にはほとんど消失していることが多いですが、残存することもあります。 複視が残存した場合には3から6か月で徐々に改善しますが、脂肪切除のみでは0-3%、外側壁では 3-6%、内側壁では 10-65%で複視が残存するとされています。その場合には、斜視手術が必要になることもあります。正面視では複視が出なくても周辺視野(上下左右)で複視が残る可能性は10%です。 術後、瞳が広がったり、近くが見づらくなったりすることがありますが、半年程度で徐々に改善します。 眼に関わる重要な神経やこれを栄養する血管に障害が起こると失明に至るような視力・視野障害が出ることがあります。発生率は軽度のものも含めて約1%に発症します。 脳に近い場所の手術を行うため、感染症などをきたすと重篤な状態になる可能性があります。 術後徐々に傷痕は目立たなくなりますが傷痕が目立ったり、ケロイドになったりすることがあります。術後に傷が離解した場合は再度縫合処置が必要です。感染などで眼窩蜂巣炎になることがあります。 同意書文面 生まれつき眼球突出への眼窩減圧の手術を受けられる患者さん、ご家族のみなさまへ この説明書は、生まれつき眼球突出への眼窩減圧の手術について説明したものです。 わからないことがありましたら、担当医にお尋ねください。 治療を受けられる場合は、下記に「同意書PDF」を用意しておりますので、一度目を通していただき署名をお願いいたします。 同意書文面(PDF)

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公開日:2021.11.02 最終更新日: 2024.05.07

バセドウ病眼症・
甲状腺眼症

バセドウ病・甲状腺眼症の大きな問題点は、点滴や内服の治療を受けて安定期に入っても、風邪のように治ったら元通りではなく、以前とは全く異なる見た目・容姿になってしまうことです。 もはや不治の病ではない!?バセドウ病眼症への治療~オキュロフェイシャルクリニック東京の流儀~ バセドウ病・甲状腺眼症への手術について 負担の軽い眼窩脂肪減圧術 日帰り手術 両側同時 増えた脂肪だけ切除 皮膚は切りません バセドウ病・甲状腺眼症では、眼球の後ろにある脂肪が増えたり、眼球を動かす筋肉が膨らんだりすることで眼球が前に出てしまい、顔貌が大きく変化してしまいます。 当院で行っている眼窩脂肪減圧術は、米国留学で得た最先端の医療を元に、海外の著名な先生方から知識を得て、顕微鏡を使ってさらに日本流に細かく行うことで大切な組織の障害を減らしたという世界の知見の集大成である手術です。世界中でこの手術を行っている医療機関はありません。 日帰りでの手術が可能です この手術は視機能に関連する神経と血管を避け、増えた脂肪だけを取り除く手術であり、非常に繊細で特殊な技術を必要とします。骨を切除する減圧術は、神経や血管を避けて脂肪を取り除く技術が無いために考え出された手術ですが骨を切除するため身体的負担が重く、術後の痛みや出血のため1〜2週間の入院を必要とします。 当院の眼窩脂肪減圧であれば両眼同時で日帰り全身麻酔で行い、当日のうちに帰宅することが可能ですので、仕事や家庭への影響を最小限に抑えることが可能です。残念ながら最先端の手術であるため健康保険の適応になりませんが、病気によりお悩みの方は是非当院の眼窩脂肪減圧術を選んでいただけたらと思います。 両眼/片眼 眼窩(がんか)脂肪減圧術 鹿嶋先生 ¥1,980,000相川先生・土居先生・山名先生・菊地先生 ¥880,000上記以外 ¥440,000目のクマへの脂肪移植+¥220,000 自費モニター価格*1 20%オフ *1ホームページなどで写真が公開されます。必ず術後の通院が必要です。 バセドウ病・甲状腺眼症を症例写真を用いて説明します 治療前後で顔つきが大きく異なります 治療前後を比較した写真をご覧ください こちらの女性は、バセドウ病眼症の発症から、 ・ステロイドパルス ・眼窩(がんか)減圧 ・追加脂肪切除 ・斜視手術(他院にて) 主に上記の治療を行いました。治療前後を比較すると非常にキレイになり、顔つきが全然違うことが分かるかと思います。 次に横からの写真です 手術をすることで治療前後の差は一目瞭然で、発症前の美しい顔立ちに戻ることができました。 バセドウ病眼症は美人病と呼ばれていたこともあるようですが、こちらの症例を見ると「発症すると美人になる」は見当違いなことが分かります。 そもそもバセドウ病とは? バセドウ病・甲状腺眼症の大きな問題点は、点滴や内服の治療を受けて安定期に入っても、風邪のように治ったら元通りではなく、以前とは全く異なる見た目・容姿になってしまうことです。 特に見た目の変化が起こるのは、その多くが若い女性であるということが問題です。英語ではこの醜い眼球突出をDisfiguring Proptosis(眼球突出による醜形)と呼んでいます。 「内科的な数値が安定すれば眼球突出も治る」などと間違ったことを言われていることもありますが、一度突出したら元には戻りません。 バセドウ病・甲状腺眼症は治るのか? 多くの方々がこのような状態に対して苦しんでいますが、バセドウ病・甲状腺眼症に対する手術治療を行っている施設は全国にもほんの数か所程度しかありません。 かつ眼科の中では、かなり大掛かりな手術になるため、数週間の入院を必要としている施設もあります。そのような理由から、比較的軽度の眼球突出に対する手術を行っている施設はほとんどありません。 このような方々に対して、我々は専門的な知識・経験をもとに出来る限り整容的な観点を重視した手術を行っています。 他院で手術の適応がないと断られた方々でも我々の施設で手術を行う方は多くおられます。また治療が出来ないとあきらめていたため発症から長い時間、何十年も経過していた方も手術を受けに来られます。是非一度ご相談だけでも頂けたらと思います。 当院で多くの著名人が施術を受けられています 最新手術法「眼窩減圧術」にて大幅に改善 渋谷スキンクリニック院長 吉田貴子先生 吉田貴子先生は、31才でバセドウ病を発症、合併症として甲状腺眼症を発症され、約16年間苦しまれていました。 そこで2020年9月、当院で甲状腺眼症の手術を行い、無事に成功しました。その際のブログ記事がございますので、是非ご一読ください。 ブログはこちらから 渋谷スキンクリニックをご紹介 渋谷スキンクリニックは、皮膚科学と美容皮膚科学、そしてメディカル・エステを融合させた、トータルスキンケアのためのクリニックです。皮膚トラブルから、ホームケアまで幅広く対応されています。 渋谷スキンクリニックHP バセドウ病・甲状腺眼症 動画集 バセドウ病・甲状腺眼症 説明動画 バセドウ病眼症ってどんな病気??バセドウ病眼症を医師が解説! バセドウ病眼症の活動性の評価・活動期と非活動期について~バセドウ病眼症を医師が解説! バセドウ病眼症の活動期の治療ステロイド投与方法について~バセドウ病眼症を医師が解説! バセドウ病眼症の自己抗体・TRAb/TSAbについて~バセドウ病眼症を医師が解説! バセドウ病・甲状腺眼症 手術治療動画 バセドウ病・甲状腺眼症 説明ビデオ 眼窩減圧術治療動画 バセドウ病眼症を医師が解説!オキュロフェイシャルクリニック東京鹿嶋友敬先生 Youtube動画を見る 手術法は主に3つあります 眼窩(がんか)減圧 斜視手術 眼瞼手術 副腎皮質ステロイド・放射線治療などの内科的治療で治らなかった場合に、手術が必要となります。下記にそれぞれ手術方法を3つ説明します。 1.眼窩(がんか)減圧 眼窩減圧術とは? 眼窩減圧術は眼の周りの脂肪・軟部組織や骨を切除し、眼球突出を元に戻すための手術です。 眼窩減圧術は球後の組織を切除する手術ですが、切除する部位によって術式が分けられます。眼球と筋肉は切除出来ませんから、切除出来るのは増えてしまった脂肪と骨です。骨は上下内外の4つに分けられます。このうち上は脳に近く、減圧の効果も少ないので通常は行いません。内壁・下壁・外壁の3か所になります。脂肪については眼球や筋肉、神経などの周囲に散在しています。 このうち眼窩脂肪の切除と眼窩外壁の切除では、新規複視の発生率が約3%とされていますが、内壁や下壁については10-50%とされ、新規複視の発生率が高いということが知られています。内壁や下壁の骨は薄いので切除することが容易ではありますが、その分複視の発生率が高いため日常生活に支障が出る危険性が高いのです。また下壁には頬の知覚神経が通っているため頬の知覚鈍麻を起こす可能性が高いのです。 身体への負担を極力避けた方法 一方で眼窩外壁の切除は新規複視の発生率は低いのですが、脳や眼の重要な神経や血管に近いため、切除するのに特殊な知識と経験が必要であり、熟練した術者しか行うことが出来ないという現実があります。 当院で行っている眼窩脂肪減圧術は、身体への負担を極力避けた方法で行います。眼窩脂肪を切除する術式を第一選択とし、複視の頻発する下壁・内壁の除去を避けることで複視の発生率を下げるよう努力をしています。またこれらの手術を行う際に、主としてまぶたの裏の結膜や、皮膚のシワの中を切開するため傷跡はほとんど残りません。さらに手術回数が少なくなるよう、両眼同時手術を行っています。近隣の自治体の方であれば当日帰宅も可能ですが、遠方の場合には術後近隣のホテルへの宿泊をおすすめしています。 オキュロの手術方法 我々の手術方法は身体への負担を極力避けた方法で行います。 主に眼窩脂肪を切除する術式や、外壁を削る術式を第一選択とし、 複視の頻発する下壁・内壁の除去を避けることで複視の発生率を下げるよう努力をしています。また、これらの手術を行う際に、まぶたの裏の結膜や皮膚のシワの中を切開するため、傷跡はほとんど残りません。さらに手術回数が少なくなるよう、両眼同時手術を行っています。近隣の自治体の方であれば当日帰宅も可能ですが、 遠方の場合には術後近隣のホテルへの宿泊をおすすめしています。 眼窩減圧翌日!バセドウ病の眼球突出には眼窩脂肪減圧がベスト! 眼窩をイラストを用いて説明します 眼窩の骨のイラスト1 オレンジが眼窩内壁・黄色が眼窩下壁である。 眼窩の骨のイラスト2 青が眼窩外壁、紫が眼窩上壁である。緑は蝶形骨大翼で、外壁の切除の場合ここまで切除することが多い。 手術翌日の状態 下眼瞼結膜からの手術の場合には下眼瞼を中心として内出血が出ます。 内出血は約3週間で治癒します。まぶたの腫れは目立ちません。 2.斜視手術 バセドウ病眼症では、眼球を動かす筋肉が肥大して固まってしまうため、2つの眼球が違う方向を向くことがあります。 斜視手術は眼を動かす筋肉を動かすことによって、2つの眼球の向く方向を同じにすることが出来ます。 当院で手術は行わず、専門家の病院を紹介させて頂くことが多いです。 3.眼瞼手術 バセドウ病・甲状腺眼症治療の最終段階になります 上記の眼窩減圧術もしくは斜視手術のあとで選択されます。 バセドウ病眼症では上眼瞼が吊り上がる、眼瞼後退という状態になっていることがあり、最後にこの手術を行います。 状態によっては上眼瞼のみならず下眼瞼にも行うことがあります。 また眼瞼に増えた脂肪を切除することもあります。 眼球突出に伴って逆さまつ毛を発症する場合もありますので、その手術を行うこともあります。 バセドウ病・甲状腺眼症の手術例 20代女性 こちらは発症前の写真です。 顔貌の変化と左右差のある眼球突出を主訴に来院されました。 術前・術後の比較 大幅に改善されました 発症前の顔貌から、術前の顔貌へ大きく変化してしまっていることが分かります。右目の見開きが大きく、上下の白目の露出が非常に大きくなっています。それに伴い左右差のある顔貌となっています。 眼窩減圧を行って術後には顔貌がかなり改善しているのがわかります。さらに減圧をすることも出来たのですが、大きな改善が得られ満足されましたのでこれで終了となりました。 40代女性 両側の眼球突出と左上眼瞼の眼瞼後退があり来院されました。 術前・術後の比較 柔和の優しい表情へと改善されました この症例でも左眼の眼球突出が強く、上下の白目が露出している状態です。突出の左右差のため、顔貌の左右差が非常に強く出てしまっています。 この状態に対して眼窩減圧手術を行い、その後眼瞼後退の手術を行いました。術後には眼球突出が改善し見開いたような表情が改善し、柔和な表情になっています。 30代女性 こちらは発症前の写真です。 顔貌の変化と左右差のある眼球突出を主訴に来院されました。 術前・術後の比較 まぶたの腫れがなくなりました 眼窩減圧手術により美しい顔つきになっていることが分かります。体的には上のまぶたの腫れぼったさが無くなり、二重瞼のラインが深くなっています。 40代女性 眼窩減圧術を行いました。 術前・術後の比較 腫れがなくなり、スッキリしました バセドウ病眼症により術前にあった上下のまぶたの腫れが、 術後には無くなってスッキリした状態になっているのが分かります。 眼球突出が軽減するとドライアイ症状(充血する、ごろごろする、涙目になるなど)も改善します。 甲状腺眼症による目の下のクマも治療可能です。 当院では、眼窩減圧術を行った際に切除した眼窩脂肪をクマの部分に移植することによって、目の下のクマをほぼ完璧に取り除くということを行っています。甲状腺眼症では目を見開いたような状態になることがあり、これを眼瞼後退と言います。眼瞼後退は主として上まぶたに出現しますが、下まぶたに発症する方もいます。 これも眼窩減圧で少し改善するのですが、脂肪移植を行うことでさらに改善することが可能です。 甲状腺眼症・当院の眼窩減圧を受けたモニター患者症例 モニター患者症例.1 眼症発症前 発症後 甲状腺眼症発症前後を比較すると大きく顔貌が変化していることが分かります。変化は上眼瞼にも下眼瞼にも起こります。まったく別人のようになってしまっているのがわかります。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいため、睨んでいるような目つきです。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消えています。 モニター患者症例.2 眼症発症前 発症後 甲状腺眼症発症前後を比較すると大きく顔貌が変化していることが分かります。変化は上眼瞼にも下眼瞼にも起こります。まったく別人のようになってしまっているのがわかります。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。右眼を見るとその変化が分かりやすいです。下まぶたのクマも消えています。 モニター患者症例.3 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きくなっています。 術後上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消えています。 術前まぶたが腫れぼったいです。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。特に奥側の左眼の変化を比較すると分かりやすいです。下まぶたのクマも消えています。 モニター患者症例.4 術前まぶたが腫れぼったく、特に左目が大きく見開いてしまっています。目の距離も開大しているようです。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。見開きも改善しています。下まぶたのクマも消えています。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。 モニター患者症例.5 眼症発症前 発症後 甲状腺眼症発症前後を比較すると顔貌が変化していることが分かります。変化は上眼瞼にも下眼瞼にも起こります。まったく別人のようになってしまっているのがわかります。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しています。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。膨らみがなくなったため、小じわが出現しています。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。 モニター患者症例.6 眼症発症前発症前はやや凹んだまぶたをしていたので、手術後に元の顔貌に近くなったことが分かります。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消えています。奥の右眼を見ると違いが分かります。 モニター患者症例.7 眼症発症前発症前には下まぶたの位置は正常であり、白目の露出はありませんでした。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。下まぶたは引き下がっていて黒目の下に白目が露出しています。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。目の距離も狭くなっています。下まぶたの位置も改善し、白目の露出が少なくなっています。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。下まぶたは引き下がっていて黒目の下に白目が露出しています。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたの位置も改善し、白目の露出が少なくなっています。 モニター患者症例.8 眼症発症前元々、甲状腺眼症発症前は上まぶたに凹みのある目であったことがわかります。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、やや凹んだ状態になっています。 下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、やや凹んだ状態になっています。下まぶたのクマも消えています。 モニター患者症例.9 眼症発症前甲状腺眼症発症前です。十代で発症した場合には、元々の顔貌が分かりませんので、成長していたらこうなっていただろうという状態に合わせています。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、やや凹んだ状態になっています。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなりバランスが良くなっています。 術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、やや凹んだ状態になっています。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなりバランスが良くなっています。 モニター患者症例.10 術前 まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。目の距離も開大しているようです。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、やや凹んだ状態になっています。目の距離も狭くなりバランスが良くなっています。 術前 まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。目の距離も開大しているようです。 術後3か月上まぶたの膨らみは消え、やや凹んだ状態になっています。目の距離も狭くなりバランスが良くなっています。奥の左眼を見ると違いが分かります。 モニター患者症例.11 バセドウ病ではない方々への減圧術 バセドウ病以外にも有効 眼窩減圧術はバセドウ病ではない原因による眼球突出に対しても行うことが出来ます。 眼球突出により醜形をきたしていたり、兎眼やドライアイになっていたりする場合には手術適応があると考えます。 他院での修正術にも対応 減圧術を行うことで、上眼瞼のふくらみが改善し二重瞼が深くなっていることがわかるかと思います。 このように他院で失敗した、やり直したいなどのケースにも対応できますので、お困りのことがございましたらまずはご相談へいらしてください。 治療料金の目安 両眼/片眼 眼窩(がんか)脂肪減圧術 鹿嶋先生 ¥1,980,000相川先生・土居先生・山名先生・菊地先生 ¥880,000上記以外 ¥440,000目のクマへの脂肪移植+¥220,000自費モニター20%オフ※1 ※1:写真使用許可・通院必須 上記の金額はすべて税込表示です。 オペ実施の場合、手術代金から自費診察料を差し引きます。 この治療に伴うリスクとその発生率 手術により創部に内出血が起こります。内出血は最初赤いアザのようになっていますが、黄色く変色し重力に伴って皮下を下方に移動しながら約3週間で消退します。腫れの消退は最初の2週間でほぼ程度改善します。 完全な消退には約半年かかります。創部に血腫ができた場合は除去手術が必要です。 術前に複視が無い場合、手術後には眼球運動障害が出現し2重に見えます。翌日にはほとんど消失していることが多いですが、残存することもあります。 複視が残存した場合には3から6か月で徐々に改善しますが、脂肪切除のみでは0-3%、外側壁では 3-6%、内側壁では 10-65%で複視が残存するとされています。その場合には、斜視手術が必要になることもあります。正面視では複視が出なくても周辺視野(上下左右)で複視が残る可能性は10%です。 意図的に眼球を陥凹させる手術ですので、まぶたが凹むなど、顔貌が変化します。目標を日本人の平均値15㎜に設定しますが、顔貌の変化に伴って二重のラインの形状や、下まぶたの腫れ方が変化します。人によってはバセドウ病発症前よりも凹んでしまったと感じることもあります。 術後、瞳が広がったり、近くが見づらくなったりすることがありますが、半年程度で徐々に改善します。 眼に関わる重要な神経やこれを栄養する血管に障害が起こると失明に至るような視力・視野障害が出ることがあります。発生率は軽度のものも含めて約1%に発症します。 脳に近い場所の手術を行うため、感染症などをきたすと重篤な状態になる可能性があります。 手術を誘引として甲状腺クリーゼという死に至る病気が発症する可能性があると指摘されています。発症率は入院患者50万人に1人、致死率10%であり、500万人に1人です。 術後徐々に傷痕は目立たなくなりますが傷痕が目立ったり、ケロイドになったりすることがあります。術後に傷が離解した場合は再度縫合処置が必要です。感染などで眼窩蜂巣炎になることがあります。 同意書文面 甲状腺眼症への減圧術の手術を受けられる患者さん、ご家族のみなさまへ この説明書は、甲状腺眼症への眼窩減圧の手術について説明したものです。 わからないことがありましたら、担当医にお尋ねください。 治療を受けられる場合は、下記に「同意書PDF」を用意しておりますので、一度目を通していただき署名をお願いいたします。 同意書文面(PDF)

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公開日:2020.02.23 最終更新日: 2024.05.08

バセドウ病眼症の
眼球突出が治ったらこうなる

バセドウ病眼症の眼球突出が治ったらこうなる 患者さんからの許可を頂きましたので、眼窩減圧術前後でどう変化しているか、このブログにアップしたいと思います。上が術前、下が術後になります。 正面 側面 正面から見ても、横から見ても、白目の面積が減って良い表情になっているのが分かります。 バセドウ病眼症で眼球突出すると、ほとんどの方は美人度が下がってしまいます(ごめんなさい)。 眼窩減圧をすると改めて元々の美人度が出てくるので、手術をする度に、「ああ、この患者さんはこんなに可愛かったんだな」って思うんです。 この方も本当に可愛くなりました! バセドウ病眼症の手術のリスク 内出血 感染 複視 視力障害・視野障害 その他の予期せぬ重大事象 同意書の全文面を一番下に載せておきます。 安心できる医療、心まで治す医療を患者さんへご提供 これまで培ってきた豊富な知識と経験を、可能な限り痛みの少ない麻酔方法で治療いたします。治療に迷われている方々は、是非一度ご相談ください。 バセドウ病の治療について 2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら 東京MXで紹介されました   OurAgeに特集していただきました ついに眼症の手術を受ける/甲状腺疾患で涙目、眼球突出に! 50代ライターのバセドウ病眼症闘病記④  説明同意文書 眼窩減圧手術を受けられる患者さん、ご家族のみなさまへ この説明書は、眼窩減圧手術について説明したものです。わからないことがありましたら、担当医にお尋ねください。治療を受けられる場合は「同意書」に署名をお願いいたします。 1.あなたの病名と現在わかっていること、病態 ・ 眼球突出(甲状腺眼症) ・ 甲状腺に関連した自己免疫疾患です。 ・ 甲状腺に関係した抗体が眼球の周りにある脂肪や眼球を動かす筋肉の中に存在し、それが標的となって炎症が起こり、増生します。それによりまぶたの腫れ、赤み、白眼の充血、角膜の傷、眼の奥の痛みや重さ、眼がでてきたり(眼球突出)まぶたが開いたり(眼瞼結膜の後退)し、瞬きが少なく目つきが鋭くきつくなるように見えます。筋肉、脂肪の炎症、腫れにより眼圧上昇や視力低下、2重にみえることもあります。バセドウ病の方の約50%~60%に甲状腺眼症が生じます。甲状腺機能亢進症でも低下症でも甲状腺機能が正常でもおこります。 ・ 筋肉や脂肪が増生し眼球突出が起こったり、神経が圧迫されて視力低下が起こったりします。症状は発症から半年程度経過すると固定化し自然には治りません。 眼窩部の解剖図 2.この治療の目的・必要性・有効性 ・    高度の視力低下や眼球突出に対して、眼の周囲の骨(眼窩)を削り、眼の奥の脂肪を切除することで肥大した筋肉や脂肪が入るスペースを拡大する手術です、 ・    この治療をすることにより眼球を陥凹させ、眼球突出により鋭くきつくなった目つきを改善し、白めの充血、角膜の傷を改善させます。 ・    どの程度効果があるかは患者さんの状態により個人差があります。 3.この治療の内容と性格および注意事項 ・    全身麻酔で行います。 ・    下まぶたや目頭などの結膜や、上眼瞼・下眼瞼の皮膚を切開し、目の奥の骨や脂肪組織を切除します。 ・    術後1週間、軟膏を使用してもらいます。術翌日からシャワー浴・洗顔・洗髪は可能です。創部に汚れがたまると不潔になりますので、毎日軽く洗い流すようにしてください。ただしまだ癒着していませんので強くこすることはおやめください。3日後からは入浴が可能です。約1週間で創部の化粧は可能です。術後には顔貌が大きく変化する場合があります。また術後に腫れますので創部が醜く見える可能性がありますが、完全に腫れが消退し、完成した状態になるためには6か月が必要です。 ・    手術後眼帯をし、その上から冷却が必要です。 ・    当院ではチームとしての医療を行っており、厳格な基準を経た指導のもとに手術を行っていますが、通常の保険診療の場合には手術を担当する医師は指定することはできません。担当医を指名する場合には自由診療での手術になります。 4.この治療に伴う危険性とその発生率 ・    手術により創部に内出血が起こります。内出血は最初赤いアザのようになっていますが、黄色く変色し重力に伴って皮下を下方に移動しながら約3週間で消退します。腫れの消退は最初の2週間でほぼ程度改善します。完全な消退には約半年かかります。創部に血腫ができた場合は除去手術が必要です。 ・    術前に複視が無い場合、手術後には眼球運動障害が出現し2重に見えます。翌日にはほとんど消失していることが多いですが、残存することもあります。 ・    複視が残存した場合には、3から6か月で徐々に改善しますが、脂肪切除のみでは0-3%、外側壁では3-6%、内側壁では10-65%で複視が残存するとされています。その場合には、斜視手術が必要になることもあります。正面視では複視が出なくても周辺視野(上下左右)で複視が残る可能性は10%です。 ・    意図的に眼球を陥凹させる手術ですので、まぶたが凹むなど、顔貌が変化します。目標を日本人の平均値15㎜に設定しますが、顔貌の変化に伴って二重のラインの形状や、下まぶたの腫れ方が変化します。人によってはバセドウ病発症前よりも凹んでしまったと感じることもあります。 ・    術後、瞳が広がったり、近くが見づらくなったりすることがありますが、半年程度で徐々に改善します。 ・    眼に関わる重要な神経やこれを栄養する血管に障害が起こると失明に至るような視力・視野障害が出ることがあります。発生率は約1%です。 ・    脳に近い場所の手術を行うため、感染症などをきたすと重篤な状態になる可能性があります。 ・    手術を誘引として甲状腺クリーゼという死に至る病気が発症する可能性があると指摘されています。発症率は入院患者50万人に1人、致死率10%であり、500万人に1人です。 ・    術後徐々に傷痕は目立たなくなりますが傷痕が目立ったり、ケロイドになったりすることがあります。術後に傷が離解した場合は再度縫合処置が必要です。感染などで眼窩蜂巣炎になることがあります。 5.偶発症発生時の対応 万が一,偶発症が起きた場合には最善の処置を行います。なお,その際の医療は通常の保険診療となります。 6.代替可能な治療 ・ これに代わる治療はありません。 7.    治療を行った場合に予想される経過 ・    術後、さらに眼球陥凹を得たい場合に、今回の手術とほかの部位の減圧術を行うことがあります。眼瞼後退や眼瞼下垂、複視、斜視に対する手術など外科的治療が必要な場合があります。角膜びらんなどの症状がある場合は点眼の治療が必要です。 ・    一度炎症が落ち着いた眼症も15%で再発します。その場合はステロイド治療などを必要とする場合があります。甲状腺の数値が安定している方やむしろ低下している方でも眼症は悪化することがあります。甲状腺の数値が安定しているからといって眼を放置するとひどく悪化することがあります。 ・    喫煙や放射線ヨード内用療法が悪化につながるため、禁煙が絶対必要です。またストレス、寝不足が悪化を招きます。十分な睡眠を心掛けて下さい。 ・    術後に創部から出血が流れることがあります。出血があった場合には創部を軽く圧迫し安静にしてください。創内に溜まると除去手術が必要になる場合がありますが創外に流れることは良いことですのでそのまま止血するのを待ってください。 ・ 8.何も治療を行わなかった場合に予想される経過 ・    自然には治りませんので、視力低下や結膜充血や残存します。顔貌の変化が気になっている場合には、うつ状態になってしまう方もいらっしゃいますし、きつい目つきに見られることで社会的不利になることなどが考えられます。 9.患者さんの具体的な希望 治療に関して何かご要望があればお伝えください 10.治療の同意を撤回する場合 いったん同意書を提出しても,治療が開始されるまでは,本治療を受けることをやめることができます。やめる場合にはその旨を下記まで連絡してください。 11.連絡先 本治療について質問がある場合や,治療を受けた後緊急の事態が発生した場合には,下記まで連絡してください。 【連絡先】 住所:前橋市古市町180-1 病院:新前橋かしま眼科形成外科クリニック 電話:027-288-0224、080-3401-9510 説 明 日:     年    月    日 説明医師:    鹿嶋友敬 * 説明同意文書は電子カルテにスキャンしてください。 同 意 文 書 病院長 殿 私は, 眼窩減圧 手術 を受けるにあたり,下記の医師から,説明文書に記載されたすべての事項について説明を受け,その内容を十分に理解しました。また,私は,この検査(治療)を受けるかどうか検討するにあたり,そのための時間も十分に与えられました。以上のもとで,自由な意思に基づき,この治療・検査を受けることに同意します。 なお,説明文書とこの同意文書の写しを受け取りました。 □ 病名・病態 □ 治療の目的・必要性・有効性 □ 治療の内容と性格および注意事項 □ 治療に伴う危険性とその発生率 □ 偶発症発生時の対応 □ 代替可能な治療およびそれに伴う危険性とその発生率 □ 治療を行った場合の予測される中長期的経過・予後 □ 治療を行わなかった場合に予想される経過 □ 患者さんの具体的希望 □ 治療の同意撤回 □ 連絡先 【説明】 説明年月日:平成  年  月  日 説明した医師: 同席者 : 【同意】 同意年月日:平成  年  月  日 同意者(本人): *患者さんに判断能力がない場合にのみ,代諾者が,自筆署名,もしくは記名押印してください。 (代諾者):                  (患者さんとの関係:    ) 立会人:                 (患者さんとの関係:    )

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公開日:2019.12.16 最終更新日: 2024.04.09

活動期の甲状腺眼症の治療を
地元でしてほしい

活動期の甲状腺眼症の治療について 世の中から、活動期の眼症を放置する医療機関がなくなりません。 先週もありました。地方の大学病院の眼科で、神経眼科の担当の先生(つまりその地域ではバセドウ眼症の専門家とされている医師)に診てもらっている方。まぶたは腫れて、眼球は突出し、目は充血し、完全に活動性があるにも関わらず、 活動性の判断に重要なMRIは半年近くも撮影されずに、経過観察されているだけ。 それどころか担当の先生は、「もうこれ以上治らないから開業医にでも紹介しよっか」、 などと言われ、困った末に 3時間以上かかる距離からオキュロフェイシャルクリニック東京に来院されました。 活動期の判断を行うのに、当院で最重要視しているのはMRIですから、 近隣のメディカルスキャニングで撮影して来てもらってからの受診でした。(当院では毎月MRI撮影します) 表情からは困りに困って来院されたことが一目瞭然でしたので、 まずMRIを一緒に見たところ、まだまだ炎症がありましたガーン。 (ガビーン、ズコーッ、という旧時代の擬態語が思い浮かぶ年代) 炎症があるどころか、、、 活動期真っ最中、、、、。 こんな状況でよく開業医に行くように仕向けられたなあと、 ある意味関心してしまったのですがご本人は必至ですし。 考えてまた後日、という距離では無いので、 当日、トリアムシノロンの注射を行いました病院。 この患者さん、筋肉の腫れも酷くて。 週に1度のメチルプレドニゾロン点滴もおススメだったのですが なにせ遠方のため月に4回通うとなると交通費もばかになりません。なので通院している地元の内科でやってもらえないかと、紹介状を書いて、「内科の先生がやってくれなければ諦めてこちらに週1で通院して下さい」 と言って帰しました。 今週、外来を受診したのですが、 まぶたの腫れや目の充血はかなり改善。ステロイドが効いたことは誰の目にも明らかでした。 結局、内科の先生の所には行かず、 旦那さんと相談して、通院の交通費は仕方がない、ということになったようです。 日本全国で似たような方がたくさんいらっしゃいます。 眼科の先生、内科の先生、 お願いですから、週1のパルスくらい、地元でやっていただけないでしょうか??? ホント、お願いします!!!!うちがパンクします!!(笑) 協力してくれる内科医院を全国で探すかなあ、、、皆さん、どう思います?? 「バセドウ病眼症」関連ページ一覧 2019年手術実績 3850件(2019年1-12月) 経歴 群馬大学 眼科 非常勤講師 涙道涙液学会 理事 医院名 オキュロフェイシャルクリニック東京 住所 中央区銀座1丁目ビル8F 電話番号 03-5579-9995 公式サイト こちらから MAP こちらから バセドウ病眼症への治療についての動画     2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら   OurAgeに特集していただきました こちらから   バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる甲状腺眼症入門パンフレット」   こちらから 現物 こちらから kindle版 こちらから  

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公開日:2018.11.02 最終更新日: 2024.04.11

プチプラのあやさんに当院で受けた手術についての感想を
アップしていただきました。

プチプラのあやさんの動画について 有名なYoutuberのプチプラのあやさんに当院で受けた手術についての感想をアップしていただきました。 とくに合併症もなく、経過良好だったので満足していただけました。 少しでも多くの困っている患者さんへ、治療があることを知っていただけたらと思っています。 専門医へのご相談はこちら 日本では眼形成の専門医師・専門施設が少なく、治療に対する情報量も少ないのが現状です。 その為多くの場合、病気や事故等によって目の周りの表情が変化した患者さんが自分の症状は治らないものだと思い込んでしまい、元の状態に戻す事を諦めてしまっている事が多いと感じています。 決して諦めないでください。まずは専門医にご相談ください。 ご相談はこちらから 「バセドウ病眼症・眼球突出」関連ページはこちら

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公開日:2018.09.03 最終更新日: 2024.04.09

眼瞼後退の治療について

眼瞼後退の治療について 今回はバセドウ病眼症への減圧術ではなく、眼瞼後退の治療について解説します。 バセドウ病眼症では眼球突出するのはご存知の通りですがそれだけではなく、まぶたを引き上げる筋肉(上眼瞼挙筋)の異常により、片眼もしくは両眼とも眼瞼後退という状態になることがあります。 眼瞼後退になると上方強膜が露出するため、ビックリしたような目になってしまいます。 左右差があるとなおさら強調されてしまい、奇異な目つきになってしまうのです。 活動期での治療方法について 上眼瞼挙筋がまぶたを過剰に引き上げていることが原因です。治療としては、活動期には腫れている筋肉の腫れを抑える治療を行います。つまりステロイドの注射、点滴を行います。 上眼瞼挙筋は眼窩の奥にありますが、当院ではまぶたの上から直接注射をします。 すこし奥の方になるので一般眼科の先生方はなかなか手を出しづらいのですが そこは眼窩の専門家なので(笑)お手の物です。 点滴も同時に行うことがありますが、直接注射の方がパワフルに効くと思います。 ステロイド剤は徐々に吸収されるもので、その効果は約2か月続きます。2か月後に再度、まぶたが上がってしまったらもう一度注射を検討します。 非活動期での治療方法について 非活動期となってしまったら手術が選択肢に入ります。手術には様々な術式があります。 選択肢として、 皮膚切開なのか、結膜切開なのか(表からか、裏からか) 挙筋のどの部分を操作するのか 挙筋を切開するか、切除するのか 挙筋を切離したままにするのか、なにかを入れてくるのか(延長方法の違い) 眼瞼後退への手術で困るのは手術中のまぶたの上がり具合と、最終的な仕上がりが異なる場合があるため、結果の予測ができないことです。 まぶたを下げる手術は予測が出来ないのです。 一方で上げる手術では予測することが出来ます。 だから、手術をして下がりすぎてしまったまぶたを もう一度上げる手術する、といったように複数回の手術が必要になる場合があります。 先週もお一人、他院手術で下がりすぎてしまったまぶたを上げる手術を行いました。 術中はほぼ完ぺきに左右をそろえられたので自信はありますが、 どのような仕上がりになっているか、再診が待ち遠しいです。 専門医へのご相談はこちら 日本では眼形成の専門医師・専門施設が少なく、治療に対する情報量も少ないのが現状です。 その為多くの場合、病気や事故等によって目の周りの表情が変化した患者さんが自分の症状は治らないものだと思い込んでしまい、元の状態に戻す事を諦めてしまっている事が多いと感じています。 決して諦めないでください。まずは専門医にご相談ください。 ご相談はこちらから 「バセドウ病眼症」関連ページ一覧 バセドウ病眼症への治療についての動画     2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら OurAgeに特集していただきました こちらから バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる甲状腺眼症入門パンフレット」   こちらから 現物 こちらから kindle版 こちらから  

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8:15〜17:15 - -

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眼形成外科 【オキュロフェイシャルクリニック 東京】
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