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眼窩減圧術が切られた理由

眼窩減圧術が切られた理由
先日のブログでもご報告いたしました
またまたOFC東京の眼窩減圧術が査定されました
今回は、昨年末に患者会が行った問い合わせの社保からの返答である
「原則として、眼窩骨の一部を外し、眼窩内に到達し手術操作を実施している場合はK235眼窩内腫瘍摘出術(深在性)、前眼部から眼窩骨と眼球の間から眼窩内に到達し手術操作を実施している場合はK234眼窩内腫瘍摘出術(表在性)とする」
これは、オリンピア眼科病院で行っているのと同じ術式なんですね
だからこの返答を受けて、外眥を切開し、眼窩外側縁の骨を切除する方法で眼窩減圧を復活させました
ところがこの通りに手術を行ったとしてもK234の眼窩内腫瘍摘出術(表在性)へと減額査定されてしまっています
そしてその理由が「B:療養担当規則等に照らし、医学的に保険診療上過剰・重複となるもの」
過剰だそうです
患者さんが苦しんでいる症状を治すためにわざわざオリンピアと同じ手術をしたら、過剰だそうです
オリンピア眼科病院ではそのような切られ方はしていないようです
この理不尽な決定をどう考えますか?
オリンピアの手術は通す
オキュロで同じ手術をすると切る
すごく恣意的な運用を、東京の社保の審査会が行っています
そしてその結果、すべてのしわ寄せが減圧を受けたい患者さんに行くのです
保険診療は誰のシステムなのでしょうか
医師のため? 違います
国のため? 違います
保険の審査会のため? 違います
保険診療は患者さんがお金を出して構築しているシステムですから患者さんのためのもの
患者さんは自由に病院や術式を選ぶことが出来る権利があるのです
今回の決定には、本当に呆れました
審査会にいるのは、時代を前に進めたくない古い人たち
そういう人たちこそが、時代が前に進むことを妨害し、日本の成長を妨げてきたのです
まさに、まったく成長しなかった平成という時代を作った世代の方々が、次世代を潰そうとしている、日本の社会の縮図がここにあります
再審査請求なども含めて、先方の対応をこのブログやSNSですべて公開していきます
どれだけ恣意的な運用をしているか、公開していきます
バセドウ病眼症への治療
についての動画
2019年11月10日のバセドウ病眼症
講演会の内容はこちら
OurAgeに特集していただきました
こちらから
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる甲状腺眼症
入門パンフレット」
現物
kindle版
著者情報
 
鹿嶋 友敬
Tomoyuki Kashima/ MD, PhD
患者さんへのご挨拶
これまで10年以上にわたり日米通算1万件以上の手術を行って参りました。 今までに私が培ってきた専門的な知識や経験を日本でお困りの患者さんの為に提供していきたいと思っています。
経 歴
| 2002年 | 群馬大医学部卒 群馬大学 眼科学教室 | 
|---|---|
| 2004年 | 伊勢崎市民病院 | 
| 2005年 | 群馬大眼科 | 
| 2007年-09年 | 聖隷浜松病院 眼形成眼窩外科へ国内留学 | 
| 2009年 | 群馬大にて眼形成外来を開設 | 
| 2012年 | 学位取得 群馬大学眼科 助教 | 
| 2010年-18年 | アジア太平洋眼形成学会理事 | 
| 2015年-16年 | カリフォルニア大学 ロサンゼルス校へ留学 | 
| 2017年 | 新前橋かしま眼科形成外科 クリニック 開院 | 
| 2018年 | オキュロフェイシャルクリニック 東京 開院 | 
| 2019年 | The NewYork Times特別企画「Next Era Leaders 2019」選出 | 
| 2020年 | アメリカ眼形成学会(ASOPRS)会員 | 
海外・国内活動
| 2009年 | Singapore National Eye Center | 
|---|---|
| 2010年 | アジア太平洋眼形成外科学会 北京 Invited Speaker | 
| 2011年 | ヨーロッパ眼形成学会 コモ(イタリア) | 
| 2012年 | 世界眼科会議 アブダビ Invited Speaker Asia ARVO シンガポール Invited Speaker APAO 釜山 Invited Speaker アメリカ眼科学会 シカゴ Invited Speaker | 
| 2013年 | APAO ハイデラバード Invited Speaker アメリカ小児眼科学会 シンガポール Invited Speaker ヨーロッパ眼形成学会 バルセロナ | 
| 2014年 | 世界眼科会議 東京 Invited Speaker アジア太平洋眼形成外科学会 デリー アメリカ眼形成学会 シカゴ | 
| 2015年 | APAO 広州 Invited Speaker | 
| 2016年 | KSAS(Korea Society of Aesthetic Surgery) meeting in Seoul ITEDS(International Thyroid Eye Disease) meeting in London APSOPRS & JSOPRS joint meeting session chair iseminer 甲状腺眼症の手術治療など講演多数。 | 
| 2017年 | アメリカ眼科アカデミーinstructor、 韓国眼形成学会invited speaker、 中国眼形成学会invited speaker | 
| 2018年 | アジア太平洋国際学会APAO invited speaker | 
| 2019年 | アジア太平洋国際学会APAO invited speaker、 ITEDS invited speaker、 OPAIC invited speaker | 
| 2021年 | アジア太平洋眼形成学会 invited speaker | 
| 2022年 | アジア太平洋国際学会APAO、 ヨーロッパ眼形成学会、 米国眼形成学会 | 
| 2023年 | アジア太平洋国際学会APAO、 ヨーロッパ眼形成学会、 米国眼形成学会、タイ眼形成学会、 UCLA解剖実習コース、 ポルトガル解剖実習コース | 
監修・著書
 
 監修
外眼部の周術期のケアに
メオアイス
名古屋眼鏡 まぶたやその周囲の手術のあとの”腫れ”や”痛み”を防止する目的で作られた医療用商品です。
 
 著書
責任編集者
超アトラス 眼瞼手術
全日本病院出版 眼科と形成外科のコラボレーションを目指す、意欲的なアトラスが登場! オールカラーの連続写真、詳細なシェーマでわかりやすく解説されています。
 
 著書
責任編集者
ここからスタート! 眼形成手術の基本手技
全日本病院出版 眼形成外科を目指すドクターへの入門書。手術の道具や手技を詳細に解説しています。
 
  
  
 


