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なぜで講演会を自腹でやるのか

医者の世界には勉強会がいっぱいあります

それこそ毎月のように

緑内障、黄斑変性、白内障、硝子体

こういう講演会はすべて製薬会社や手術器具メーカー主催です

講演会の費用、ホテルの会場を2時間くらい使うと

場所にもよるのですが大体100万くらいかかります

その他に講演会の案内を送らないといけないので

その費用に数十万

懇親会までするのであればさらに数十万

ざっと200万ちかくかかるのです

それだけ費用がかかるので

メーカーも主催するのであれば

しっかり自社の宣伝をしてもらわないと困ります

だからこそ、講演の内容はその分野に限られてしまい

同じような話をいつも聞く、ということになります

だからもちろんメーカーの利益にならない患者向け講演会なんかほとんどありません

数年前は僕もメーカーを入れて講演会を開催していました

でも行うとなると、メーカーから自社の製品を絡めて、という要求がきます(ごもっともです!)

これで演者の先生と講演内容を選ぶのに非常に苦労しました

なんせ、眼形成は手術器具も薬剤も使わず、腕一本でどう出来るかの世界だからです

製品の宣伝になるようなことは講演できないのです

そのときにふと気づいたのですが

メーカーは無理やり自分の製品を入れてくれと要求しないといけないので担当者は不幸

世話人は、無理やり講演内容に製品をいれないといけないので演者・演題選びに苦労して不幸

演者は、無理やり講演内容に製品を入れないといけないので不幸

参加者は、無理やり入れられた製品の宣伝を聞かされるので不幸

関係者全員が不幸になる枠組みだったのです

だったら自分のところでお金出してやった方がよい

前から何度もどこでも言っていますが

僕はお金を残したいわけではなくて

眼形成が当たり前の世の中を後世に残したいので(眼形成のザビエルになりたい)爆  笑

売り上げたものを次の展開のために使うのは何にも苦になりません

だとすると、自分で主催したほうがよい、という結論に達しました

実際に自腹でやるとなるとホテルである必要は無く

むしろ立地の良い、貸会議室で良くて

値段も安く上がるし(大体2-3時間で30万くらい、郵送の費用が40万くらい?懇親会含めても100万あれば足りる)

演題や内容も自分で選べる

演者の先生にも好きなことをしゃべってもらえて

メーカーに負担を強いることもない

僕の負担が増えるだけですが、そこに痛みはない

関係者全員、ハッピーじゃん!笑い泣き

講演会を主催することで、参加者のホンの一部の方が

困った症例が居たときに送っていただけたら(手術患者さんが受診してくれたら)

それで十分ペイしますから

実際には、長期的にうちのクリニックにプラスにもなるはずです

そういう世の中の仕組みを変えつつ

関係者全員ハッピーという枠組みを考えて実行することが

僕の生きがいなのです

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2018年手術実績 3046件

群馬大学 眼科 非常勤講師

涙道涙液学会 理事

オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F

03-5579-9995

https://www.oc-tokyo.com/wp/

新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1

027-288-0224

http://www.kashima-oc.com/

2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら

OurAgeに特集していただきました

ついに眼症の手術を受ける/甲状腺疾患で涙目、眼球突出に! 50代ライターのバセドウ病眼症闘病記④ 

バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ

「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」

https://oculofacial.page.link/FoB

現物

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