コロナウイルスのワクチンの可能性 風邪が毎年流行る理由
コロナウイルスのワクチンの可能性 風邪が毎年流行る理由 コロナウイルスのワクチンが待望されています そもそもワクチンっていうのはどういうものか知っていますか? 人間の身体の中には免疫というシステムが存在します 免疫とは外敵が入ってきた時に戦うシステムなのですが その方法が色々と存在します これは中世の戦争に例えると分かりやすいです 簡単に言えば、外敵と戦う方法は二つ 剣や槍を使った肉弾戦と 矢などを使った遠隔戦です 肉弾戦はまさに細胞レベルでの戦いで 白血球が直接戦いに行くのです まさに肉弾戦ですね 次に矢のような遠隔戦 じつは血液の中を免疫グロブリン(抗体)という矢のようなものが巡っています 外敵が侵入するとその矢が刺さって、死ぬのですが 免疫グロブリンは外敵それぞれに合わせて作られた必殺の剣のようなもので 違う外敵にはなんの効果も持ちません 現実と同様、実はこの矢を作るのには少し時間が必要です なのでそれまでの間に攻め込まれてしまえば 城が陥落してしまうこともあります(=死) 陥落を防ぐために、一度侵入した外敵に備えて 身体はあらかじめ矢を作っておくのです これこそが(免疫)というシステムになります。 そしてこの矢さえあれば、あっという間に抑え込むことが出来ます。 あらかじめ矢を作っていれば、外敵が侵入してもすぐに矢で射殺せるのです そしてその矢を作っておくこと、それがワクチンの役割です 一旦、無害化したもしくは弱毒化したものを身体に入れることで 身体にその姿を憶えさせ矢を作らせて 本物が来た時にあっという間の対応をすることが出来るのです だから、はしか、とかおたふくかぜ、はウイルスによる感染症ですが、これらは一度感染したら、生涯かかりません で、ここからが本題です 風邪って間違いなく毎年流行ります コロナウイルスは、普通の風邪ウイルスの一種ですから 風邪の中に含まれています 普通に考えたら、一回侵入した外敵には抗体が出来ますから 毎年の流行というのは無い筈です それでも毎年流行がある、というのはどういうことなのか 考えられるのは、免疫が出来ないか、出来ても無効化されてしまうという2点です つまり風邪が毎年流行する理由=ワクチンが出来ない理由になっているのではないでしょうか だから、コロナウイルスに対するワクチンは、かなり難しいのかもしれません インフルエンザワクチンも、毎年打たないとだめなのは 毎年変異してしまうからです RNAウイルスといって、変異しやすいウイルスなのですね コロナウイルスもこれに属します とは言ってもインフルエンザワクチンは高齢者の死亡率を5分の1に減らし 健常者でも発症自体を7-9割減らすようなので (厚生労働省参照;https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/01/dl/s0115-8c.pdf) それなりに意味のあるワクチンが出来る可能性もあります となると、コロナワクチンが出来たなら 毎年毎年インフルエンザワクチンに加えて コロナワクチンを打ち続けなければいけない そんな未来になるのかもしれませんね バセドウ病眼症への治療についての動画 2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら OurAgeに特集していただきました こちらから バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる甲状腺眼症入門パンフレット」 こちらから 現物 こちらから kindle版 こちらから